第95話
[9/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、銃撃や砲撃が終わると重騎士隊は戦列を乱さず拠点に向かって進み続けていた。
「む、無傷だとぉ!?」
「幾ら重装備とはいえ、導力砲による砲撃すらも通さないとか、どうなってんだよ、あの鎧や盾は!?」
強く軽く、そして硬いという理想的な鉱石である”ミスリル”製の鎧や盾を纏っている重騎士隊に自分達の攻撃が効かない事に猟兵達が混乱していると戦列の後方にいるレンが魔術師の部隊に指揮をした。
「反撃開始よ――――――一斉詠唱、”暗黒”開始!――――――ティルワンの闇界!!」
「イエス・マイロード!!」
「うわあああああああっ!?ぎゃああああっ!?」
「と、突然目の前が真っ暗に……!?ぐあああっ!?」
「くっ、なんなんだよ、これは!?がああああっ!?」
魔術師達に指示をしたレンは広範囲を暗黒で包み込んで攻撃する魔術を発動し、魔術師の部隊も続くようにそれぞれ敵対象を暗黒で包み込む暗黒魔術を一斉に放って猟兵達を混乱状態に陥らせた。
「今です!重騎士隊、投擲始め!!十六夜――――――”燐”!!」
「イエス・マム!!」
「がふっ!?」
「ぐがっ!?」
混乱状態に陥った猟兵達を見たツーヤが重騎士隊に指示をすると重騎士達はそれぞれ投擲用の槍を構えて次々と猟兵達目掛けて放って猟兵達を絶命させ、ツーヤは広範囲の遠距離攻撃を発生させる剣技で攻撃した。
「ディミトリ隊、敵陣を蹂躙しろ!!」
「イエス・サー!!」
そこに畳みかけるようにディミトリ達騎馬隊は猟兵達に突撃して猟兵達を蹂躙し始めた。
「くっ、これ以上調子に乗らせてたまるか……!」
「大昔の戦争みたいなやり方が、近代兵器相手に通じると思っているのが大間違―――がふっ!?」
一方それを見ていた屋上の猟兵達はそれぞれ銃や屋上に備え付けている導力砲で地上で猟兵達を蹂躙し続けているメンフィル軍を狙おうとしたが、突如空から無数の槍が狙い撃つかのように数人の猟兵達に命中して猟兵達を絶命させた。
「フッ、その”近代兵器という便利さ”によってできた目を曇らせた考えがメンフィルにも通じると思っている方が愚かなんだがね……―――ローレンツ隊、地上の味方を狙う敵達を殲滅せよ!!」
「イエス・サー!!」
部下達と共に投擲用の槍を投擲して猟兵達を絶命させたローレンツは猟兵達を嘲笑した後、部下達に指示をして空からの奇襲を開始した。
〜拠点内〜
「よしよし……拠点内の戦力は上手い事主力に釣られているようだな。」
「ええ、この近辺に人もそうですが人形兵器の気配もほとんど感じられませんわね……」
主力部隊が敵を惹きつけている間に別の出入口から拠点内に突入したフォ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ