第95話
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、何でそんなことを言うんですか!?というかそもそも俺は”シスコン”じゃありませんよ!」
逸早く我に返ったリィンがレンに指摘し、リィンの指摘を聞いたその場にいるリィン以外のメンバーは再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「フウ……その件の姉妹と”婚約”までしていながらも、未だに”シスコン”を否定する”リィンの往生際の悪さは私達にとっては今更で、どうでもいい”から、無視するとして……先程ルクセンベール卿が仰ったようにリィンの部隊に姉妹を入れる事と、ノルド方面を担当する事にどう関連しているのかしら?」
「あ、ああ。それぞれ襲撃予定となっている”拠点”は本拠地の施設も分けていて、そのノルド方面の拠点が担当している施設は”騎神”や”魔煌兵”と言った大型の人形を研究・開発をしているようなんだ。」
呆れた表情で呟いたエーデルガルトの指摘に冷や汗をかいて表情を引き攣らせたリィンはすぐに気を取り直してエーデルガルトの疑問に対して説明した。
「……なるほど。そういった施設でしたら防衛用の戦力として、”騎神”や”機甲兵”のような大型クラスの人形が出てきてもおかしくありませんから、その対処の為に”騎神”と”神機”の起動者であるリィン達が担当すべきでしょうね。」
「それに”騎神”の研究施設でもあるという事は、もしかしたらそこに手負いの”紫の騎神”もそうですが”猟兵王”もいるかもしれませんから、療養中の彼らに”止め”を刺せる機会でもあるという事でしょうね。」
「そういう事♪――それじゃあ、さっさと部隊の振り分けを決めましょうか♪」
リィンの説明を聞いてそれぞれ納得した表情を浮かべたイングリットとプリネの言葉に頷いたレンは会議に参加しているメンバーを見回した。
その後ブリーフィングを終えたリィン達はそれぞれの部隊の部下達に作戦の詳細を説明した後、作戦を開始した。
同日、PM13:30――――――
〜黒の工房・アイゼンガルド拠点・正門〜
「―――時間ね。それじゃあ初めてちょうだい、イングリット。」
「ええ。――――――これより作戦を開始する!爆弾投下、始め!」
「イエス・マム!!」
部下や仲間達が森の中に潜んでいる中ENIGMAを取り出して時間を確認したエーデルガルトが通信でイングリットに指示をすると、イングリットの指示によって拠点の上空に滞空しているイングリット率いる天馬部隊が次々と拠点目掛けて爆弾を投下し、投下された爆弾は拠点や周囲に命中すると次々と爆発と共に大きな音を立てた。すると少し時間が経つと猟兵達が慌てた様子で拠点の出入口から現れ
「一斉詠唱・”風”、始めてください!エニグマ駆動――――――エアリアル!!」
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