第16話 千堂のパーフェクトしょっかー教室
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々は平和で公平に、そして何より幸せに生きることができるのだ。
自分は数十日後に日本国へと向かう。しかもショッカーの素晴らしさ・公正さを彼の世界に伝えるという使命を背負って。
日本国のある世界は未だに200ヶ国以上の国々に分裂し、争いを繰り返している混沌の世界だ。傲慢と取られるかも知れないがショッカーが日本と交わることでイタリカやコダ村避難民のように少しでも彼の世界が『正義』の名のもとによりよい方向に進んでくれたらいい。
千堂はそう思っていた。
ビー!ビー!ビー!
突如、飛電ライズフォンがけたたましく鳴って現実に引き戻された。この音は軍の非常通話を表す音で緊急時にはこれを使って通話するようになっていた。
「た、隊長ですか!?!?」
電話の向こうの相手は加頭だった。息せき切った様子でかなり慌てているのが声から伝わった。
「加頭か?どうした?軍の非常通話まで使って…」
「大変なんです!!レレイさん達の乗った政府公用車の車列が不穏分子の襲撃を受けているそうです!!!」
その内容に千堂は驚き、目を剥いた。
「何だとッ!?」
「既に戦闘員の多くが倒されているそうです!!自分はピニャ殿下とボーゼスさんを安全な場所に避難させてから向かいますから隊長は先に向かってください!!!」
「分かった!!すぐに向かう!!!」
千堂は飛電ライズフォンの通話をブチッ!と切ると2,3メートルほど高く飛び跳ねると歩道から車道に出て、車と車の間を器用に避けながら物凄い速さで走り出した。
……その時の千堂の表情は歪み、怒りに満ちているのが誰の目からも明らかだった。
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