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GATE ショッカー 彼の地にて、斯く戦えり
第16話 千堂のパーフェクトしょっかー教室
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ピニャとボーゼスが大首領と謁見している頃、千堂は記者会見を終えたレレイ達と博物館に来ていた。ちなみに自称「案内役」の増沢は博物館の外で戦闘員達と不審な人物がいないか警備をしている。

そもそも千堂達が博物館に来ているのはロウリィがショッカーの歴史や宗教について知りたいと言ったためだ。

上層部からはよほどの機密に関わる場所でなければ彼女達の望む場所に連れて行くようにと言われていたので意外とスムーズに手配は進んだ。
敵国の皇女であるピニャ達と異なり、いわゆるお客様待遇である。


最初こそ千堂はこの世界の歴史的建造物や宗教施設を訪れようかとも思ったがすぐに脳内で却下した。

歴史的建造物はともかくとしても宗教に関してはキリスト教や仏教、イスラム教を始め、ゲルダム教やドーブー教、卍教など日本世界以上に様々な宗教・宗派が乱立している。そのためそれら全ての宗教施設を見て回るのは不可能と千堂は判断した。それにそれらの宗教団体が異世界の亜神であるロウリィを快く迎えてくれるとは考えにくかったからだ。



(なんというか……大ショッカースクール時代の修学旅行を思い出すなぁ)


博物館前で千堂はレレイ達を見てそう思った。
少女達を連れて博物館や名所を巡る。それはまるで修学旅行を思わせた。
少女達が生徒ならさしずめ自分は引率の教師といったところなのだろうが。



「それにしても…ショッカーライダーと大幹部展ねぇ。いつの間に開催されたんだか……」


普段は日本エリアやショッカーの歴史に重きを置いた展示をしているこの博物館は今回、特別展を開催しているようだった。

子供達の憧れでもあるショッカーライダー関連の展示ともなれば本来なら子供や家族連れやコアなショッカーライダーファンでいっぱいになるであろう筈のこの特別展も異世界からの来賓が来るということで政府が急遽、この近辺の人払いをしたためスタッフなどを除けば殆ど貸切状態である。


館内に入ってすぐ、ショッカーライダーの展示が始まった。
順路通り展示物を見て回るがどれも見る者の興味をそそるものばかりだった。ライダー達の専用マシン、変身ベルトだってある……全て本物ではなくレプリカだが。
しかも見ていて飽きない展示のされ方や分かりやすい解説をしているのでついつい引き込まれてしまう。
それはレレイ達も同じようだった。

レレイはショッカーライダーについての説明書きを注意深く読んでいた。

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ショッカーライダー

ショッカー最強クラスの存在であり、秩序の守護者達。
元々はショッカー最大の裏切り者であり大罪人である本郷猛と一文字隼人に使われた技術をベースにして作られたエリート怪人のみを指す言葉だったが現在ではミラーモン
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