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カーク・ターナーの憂鬱
第8話 雇用主と宇宙
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ネスを立ち上げたばかりの俺達に儲け話を無視する余裕はない。

「んで、それなりに成功したらしたで、お偉いさんに絡めとられちまうんかね」

艦橋を出ていったターナーの年頃では、いつか自分の商船を持つんだって夢に向けて、俺はただただ前を向いていた。ただ、あの時の夢をかなえた時、その先にあるものがどんよりとした物だったとはな。とは言えやっとかなえた夢の続きだ。後悔しないように歩みを進めるしかない。

「よし、フェザーンへ向けて出発しよう」

暗い方へ進んだ思考を止める様に、俺は出発の指示を出しだ。願わくば、このもやもやを拭うほどの儲け話に出会えることを望むぜ。そんなことを、小さくなっていく惑星ウルヴァシーをモニター越しに眺めながら俺はそんなことを考えていた。

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