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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十七話〜それぞれの思い
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「まだ……まだです!」
「そうこなくっちゃなあ!」


そうして再び戦闘に戻ろうとしたところで、


「個別訓練終了〜。一回集まってね」


なのはさんの声。結局一撃も与えられなかった。



………………………………………………………



「はい、じゃあ朝の締め、隊長陣対フォワードの団体模擬戦やるよ〜」
「よーし!」
「頑張りましょう!」
「今日こそ勝つわよ!みんな!」
「おう!」
「…………えええ!?」


な、なにそれ!?


「あっ、ギン姉は知らないんだね。たまにやるんだ。隊長陣との模擬戦。かなり本気で来るから気を付けてね」
「でも今日は人数が合わないからそっちに助っ人を入れないとね」


隊長陣は四人のはず……ランスさんと衛宮さんはあっち側なのかな?確かにそれなら人数は合わない……


「あたしがいく」
「ヴィータちゃんが行く?みんなもそれでいいかな?」
「「「「「はい!」」」」」
「よーし、じゃあ始めるよ!」



side フェイト



「あー、もうちょっとだったのに〜」
「あそこで邪魔されなければ……!」
「今日は行けたと思ったのになぁ……」
「エリオ君、あそこで私が……」
「キャロは悪くないよ!僕が……」
「違うよ!私が……」


模擬戦は隊長陣の勝利で終わり、一休み中。


「はぁ〜、てか何であたしにあいつら二人まとめて相手させんだよ………」
「あ、あはは………」
「アレはヴィータ副隊長じゃなきゃ無理ですよ……」


ヴィータは一人でランスとシグナムを相手していた。アレは私もやりたくない……ヴィータは終始防御に徹していたし。



「やはりヴィータの守りは堅いな。相手をするのは骨が折れる」
「全くだ。久々に楽しめたぜ」
「お前ら相手に10分耐えられる奴がいるなら見てみてえよ……」


訓練はこんなところで……


「じゃあみんな、寮に戻って朝ご飯にしよう」


なのはの言葉で寮に向かおうとした時だった。


「ママ〜、パパ〜」


ヴィヴィオが走ってこちらに来ていた。今日はリボンをしている。ザフィーラも一緒だ。


「ヴィヴィオ、そんなに急ぐと転んでしまうぞ」
「ちゃんと足元に気を付けて……あっ!」


転んでしまった。


「ヴィヴィオ、大丈夫!?」


駆け寄ろうとした私に


「大丈夫。うまく転んだ。怪我はないはずだよ」
「一人で立てるな?ここで待ってるからおいで」


士郎となのはに手で制された。


「ママ……」
「うん。ママはここだよ」
「パパ……」
「大丈夫だ。先に行ったりしない」
「ふぇ……ふぇ……
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