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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
幕間〜士郎となのはとヴィヴィオのとある1日
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現在に至る。それにしても……ヴィヴィオもなのはも世代を問わずに大人気だな……


「二人の事が気になるのかい?」


いつの間にか士郎氏が隣に。客足が引いてきたからだろう。


「ええ。まあ」
「そうか。……衛宮君。なのはは、普段どうだい?」
「とてもしっかりしていますよ。保護者としての自覚も出てきたみたいですし」
「無茶は、していないかな?」
「ええ。今はそれを諭す側の立場ですからね。……やはりあの時のことを?」


家族はどう思っているのか、少し気になってあの事を聞いた。



side 士郎(高町)


「……やはりあの時のことを?」


どうやら彼は知っているようだ。あの事を。
そして、剣を通して見えた彼の技の異常なまでの錬度。それはなのは以上の無茶無謀に挑んだであろう証拠に他ならない。そんな彼にだからこそ……
なのはのことを頼むべきだ。そう、思えた。


「ああ。またそういうことがないとは言い切れない……。なのははああいう性格だからね。だから、君に頼みたいんだ。あの子が無茶しないように、見守ってあげてくれないか」


すると彼は不敵に微笑み、


「安心してください。なのはもヴィヴィオも、二人まとめて守ると決めています。それが、わたしの存在意義ですから」


ああ、彼ならきっとなのはを守ってくれる。だから、彼のところになら、嫁にやってもいい、と思った。



side なのは


三時を過ぎ、お客さんもまばらになったので翠屋を後にし、最後の目的地に向かう。
その前に……


「はい。お土産、忘れないでね。ヴィヴィオちゃんも」
「ありがとうお母さん」
「ありがとうございます!」


六課へのお土産分のシュークリームをもらい、ヴィヴィオにはお手製クッキーを持たせてくれた。


「衛宮君」


お父さんはいつになく真面目な顔で士郎君と話していた。


「なのはを……頼んだよ」
「はい。彼女の事は私が守ります」
「そうか。よかったよ。なのはにも君のような相手がいてくれて」


何の話?模擬戦の相手かな……?
はてなマークを浮かべる私とヴィヴィオにお母さんは


「二人とも、勘違いって大変だからよく覚えておきなさいね」


妙に悟ったかのような物言いだった。



……………………………………………………



そして最後の目的地にして帰るための転送ポートがある場所でもある月村邸へ。
月村邸は侵入者よけのセキュリティがとにかく凄いので、家主に出てもらわないといけない。そのセキュリティを見た士郎君が、「割烹着の悪魔……」とか呟いてたけどな
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