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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
幕間〜士郎となのはとヴィヴィオのとある1日
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たんだ!父さん聞いてないぞ!!」
「そうだよ!私よりなのはが先に処……じゃない、子供産むなんて!」
ああ、お兄ちゃんがいないからって安心してた……この二人もこうだったな。
「二人とも落ち着いて、話聞いてよ……」
「君!なのはがほしければ私を倒していくがいい!」
始まったよ……まあ士郎君に勝てるわけないと思うけど。
で、
……………………………………………………
(なぜこうなった?)
(ごめんね、うちのお父さん熱くなるとすぐこうだから……ちょっと本気でやっちゃって)
(魔力を感じないが……いいのか?)
(お父さん丈夫だから平気。それに負けないと調子に乗るから……)
「パパ〜がんばって〜」
木刀を両手に持つお父さんと士郎君。ヴィヴィオの応援がある士郎君に対し、先に冷静さを取り戻したお姉ちゃんと私からの応援が皆無のお父さん。それどころか向けられるのは冷ややかな視線。父親勝負だったらもう勝負はついている、という状態だ。
「自己紹介もまだなのに申し訳ありませんが、やられてください」
「ふっ、御神流継承者の私に勝てると思うなよ!」
いや、お父さん。英霊に勝とうとしないでください。
で、結果は……
「く、こんなにあっさりやられるとは……」
「パパ、すご〜い!」
「お父さん、簡単にやられたね……」
士郎君圧勝。というか勝てたらお父さん生身でSランク魔導士を倒せちゃうよ……。
「少しは冷静になりましたか?」
「ああ。おかげでね。そういえば名前を聞いていなかったね」
「衛宮士郎です。よろしくお願いします」
「士郎……同じ名前だね。私は高町士郎だ」
「私はなのはの姉の美由紀で〜す」
それぞれの自己紹介も終わり、事情とその他もろもろを説明する………
「へぇ〜。保護児童なの」
「だから話聞いてって言ったじゃんか……」
「それにしても衛宮君、君の剣を見てて思ったんだが、君は剣は得意じゃないね?」
お父さんの言葉に反応したのはお姉ちゃんだった。
「え?どういうこと?お父さんを倒すような腕前なのに?」
「ええ。その通りです。非才の身ですので多くの戦法を求めた結果、剣、弓、槍、槌、戦斧に銃などとにかくいろいろなものに手を出しています。最も得意なものは弓ですが」
「アレで、本気じゃないの……?」
「士郎君はうちの部隊の切り札だからね〜」
「あれ?それってなのはじゃなかった?」
「私は表向きの切り札だよ。本命は士郎君」
「確かに魔法を行使せずにあれだけの戦闘力があり、しかも本命の弓じゃないことを知ればうなずけることではあるな」
「パパ、おなかへった…………」
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