第三幕その四
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「こうしてね」
「旅に出ることも」
「いいね」
「そうですね」
クッキーも笑顔で応えました。
「本当に」
「ほっほっほ、わしも旅は好きじゃ」
リンキティンク王も笑顔で言ってきました。
「それで機会があれば出ておる」
「そして僕がいつも一緒で」
王子も言ってきました。
「楽しんでいますね」
「左様じゃな」
「そして」
さらに言う王子でした。
「今回の旅もあと少しで折り返し地点ですね」
「そうじゃな、思えば短いのう」
「いや、そう思いますと」
「これが、じゃな」
「そうはならないのが世の中そして」
「オズの国じゃな」
「この国はいい意味で何かがいつも起こる国です」
そうした国だからだというのです。
「絶対にです」
「何かあるのう」
「そう思いますと」
「ほっほっほ、では是非思ってな」
「そうしてですか」
「何かが起こる様にするか」
「そう言われると王様らしいですね」
王子はリンキティンク王のお話に笑って応えました。
「やっぱり」
「わしは楽しいことが何よりも好きであるからじゃな」
「そうじゃ、ではな」
「これからですね」
「楽しみにしているぞ」
「それじゃあ」
こうしたことを話しつつです、そのうえで。
四人でクマセンターに向かっていきます、そしてこの四人とは別にアン王女達もクマセンターに向かっていて。
この時は温泉の前に来ていました、ナターシャはその温泉の前でアン王女に対してこんなことを言いました。
「サウナもありますので」
「貴女にしてみるとね」
「本当にです」
「よかったのね」
「はい」
満面の笑顔での返事でした。
「本当に」
「そこまでサウナが好きなのね」
「そうなんです、サウナがあると聞いて」
温泉の前の説明にサウナもあるとはっきりと書いてあります。
「本当に嬉しいです」
「それじゃあ」
「是非入りましょう」
「サウナに」
「勿論湯舟のお風呂も入ります」
こちらもというのです。
「絶対に」
「ナターシャそちらも好きね」
恵梨香が応えました。
「お湯のお風呂も」
「そういえば僕達お風呂よく入るけれど」
神宝はオズの国でもと思うのでした。
「ナターシャもだね」
「そうした時は水着着てね」
ジョージはそのお風呂の入り方のお話をしました。
「そうして入るけれど」
「ナターシャ確かにお湯のお風呂も好きで」
カルロスも言いました。
「楽しんでるね」
「ここの温泉は男湯と女湯に別れているから」
モジャボロはその出入り口を見てお話しました。
「水着を着る必要はないね」
「そうしたお風呂もいいものだよ」
教授もこう言います。
「気兼ねなく入られるからね」
「そうだね、ではね」
「今から入
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ