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オズのケーキ
第三幕その三

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「それで」
「女王様のお誕生日のお祝いです」
「それでか」
「はい、私達六人の大臣はそれぞれです」
「お前さんは大臣か」
「そうなんです、首相と外務大臣、内務大臣、財務大臣、典礼大臣、法務大臣がいて」
「お前さんはその一人か」
「そうです、これが」
「そうか、ではな」
「今丁度お仕事を終えて」 
 そしてというのです。
「その帰りです」
「左様か」
「はい、それでなんですが」
「うむ、ではな」
「それではですね」
「また縁があればな」
 その時にとです、リンキティンク王は応えました。
「宜しく頼む」
「それでは」
「その様にな」
 こうお話してでした、そのうえで。
 一行はフェアリーの娘をお茶にも誘いましたがこう言われました。
「お仕事の途中なので」
「帰る時も」
「ですから寄り道しないで」
 そうしてというのです。
「森まで帰るので」
「だからなのね」
「折角のお誘いですが」
 それでもとです、クッキーに答えるのでした。
「申し訳ありません」
「そう、じゃあね」
「はい、また」
「機会があれば」
「宜しくお願いします」
 こう言ってです、そのうえで。
 フェアリーの女の子は北の方に向かいました、そうして一行は自分達でティータイムを楽しんででした。
 旅を再開させましたが歩きはじめてすぐにでした、クッキーはカエルマンからこんなことを言われました。
「少し気になるね」
「フェアリーの娘達のことがですね」
「そう、どうもね」
 こう言うのでした。
「どんなお祝いになるか」
「そうですよね」
「まあ縁があればね」
「その時にですね」
「フェアリーの人達のそれにお邪魔するかも知れないけれど」
 それでもというのです。
「今はね」
「縁がないですね」 
 クッキーも応えて言います。
「だからですね」
「そう、今の私達はね」
「このままですね」
「クマセンターに行こうね」
「そうすべきですね」
「そう、そして」
 そのうえでというのです。
「ラベンダーグマさんともお話しよう」
「そうですね、そうして」
「今回の旅は終わりだから」
「私達は村に帰りますね」
「そうなるね」
「そうですね、まあこれといって」
「今回の旅は今のところにしても」
 こう言うのでした。
「穏便にね」
「終わりそうですね」
「そうだね、すぐに」
 クッキーに笑顔でお話しました。
「まあそれでもね」
「こうして旅に出ますと」
「いいものだね」
「色々なものが見られて」
「村にいてもいいけれど」
 それでもというのです。
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