第三幕その三
[8]前話 [2]次話
「それで」
「女王様のお誕生日のお祝いです」
「それでか」
「はい、私達六人の大臣はそれぞれです」
「お前さんは大臣か」
「そうなんです、首相と外務大臣、内務大臣、財務大臣、典礼大臣、法務大臣がいて」
「お前さんはその一人か」
「そうです、これが」
「そうか、ではな」
「今丁度お仕事を終えて」
そしてというのです。
「その帰りです」
「左様か」
「はい、それでなんですが」
「うむ、ではな」
「それではですね」
「また縁があればな」
その時にとです、リンキティンク王は応えました。
「宜しく頼む」
「それでは」
「その様にな」
こうお話してでした、そのうえで。
一行はフェアリーの娘をお茶にも誘いましたがこう言われました。
「お仕事の途中なので」
「帰る時も」
「ですから寄り道しないで」
そうしてというのです。
「森まで帰るので」
「だからなのね」
「折角のお誘いですが」
それでもとです、クッキーに答えるのでした。
「申し訳ありません」
「そう、じゃあね」
「はい、また」
「機会があれば」
「宜しくお願いします」
こう言ってです、そのうえで。
フェアリーの女の子は北の方に向かいました、そうして一行は自分達でティータイムを楽しんででした。
旅を再開させましたが歩きはじめてすぐにでした、クッキーはカエルマンからこんなことを言われました。
「少し気になるね」
「フェアリーの娘達のことがですね」
「そう、どうもね」
こう言うのでした。
「どんなお祝いになるか」
「そうですよね」
「まあ縁があればね」
「その時にですね」
「フェアリーの人達のそれにお邪魔するかも知れないけれど」
それでもというのです。
「今はね」
「縁がないですね」
クッキーも応えて言います。
「だからですね」
「そう、今の私達はね」
「このままですね」
「クマセンターに行こうね」
「そうすべきですね」
「そう、そして」
そのうえでというのです。
「ラベンダーグマさんともお話しよう」
「そうですね、そうして」
「今回の旅は終わりだから」
「私達は村に帰りますね」
「そうなるね」
「そうですね、まあこれといって」
「今回の旅は今のところにしても」
こう言うのでした。
「穏便にね」
「終わりそうですね」
「そうだね、すぐに」
クッキーに笑顔でお話しました。
「まあそれでもね」
「こうして旅に出ますと」
「いいものだね」
「色々なものが見られて」
「村にいてもいいけれど」
それでもというのです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ