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Fate/WizarDragonknight
ウィザードvsアナザーウィザード
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ああああ!」
「あああああああああああああああああああ!」

 ストライクウィザードを放った。
 炎の魔法が、部屋中を満たす。衝撃があちらこちらを破壊する。
 やがて、空間に収まらない、炎の集まりにより、部屋全体に、爆発が広がった。
 そして、その中から一足先に着地したのは……。

「人の希望を奪うなんて……お前はそれでも、魔法使いなの……?」
「皆の希望は、誰かの絶望の上に成り立ってる。希望も絶望も、そういう悲しい螺旋の中なんだ……俺は、希望の魔法使いなんかじゃない。皆を守る、魔法使いだ。だから……恨んでもいいよ」

 顔をずっと沈めたままのウィザードだった。
 落下を忘れたように、アナザーウィザードは空中で浮遊していた。その体にウィザードの魔法陣を浮かべ。

 大爆発。
 由乃の体を離れた懐中時計が、パリンと音を立てて、砕かれていった。
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