暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン8 圧倒!ダブルサイバーVS鉄砲水のHERO!
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なところで何やってんだ?」

 あ、今十代もコアラって言いそうになったな。

「わわっ!べ、別になんでもないんだな!!」

 そういう隼人が乗っていた木の枝からぱらぱらと落ちてくる、デス・コアラやビッグ・コアラといったカードたち。それを見た十代が、なにかに納得したような顔になった。

「ははーん、まさかお前、デュエルやろうとしてたのか?」

「え、ホント!じゃあ後で一戦お願いしようかな」

「ち、違うんだな!別にそんな訳じゃない!」

「ふーん、まあいいさ。今はこんなことしてる場合じゃないしな!」

「清明、今度はお前ら何をする気なんだ?」

「いや、僕も知らないよ。というかなにか策があるってことも今初めて聞いたし」

『聞かれる前に言っとくけど、俺も相談されてないぞ』

 そうこうしてる間に、たったか走っていく十代。あいっかわらず運動神経は無駄にいいんだよなー。あのペースについてくだけでこっちまで最近体力ついてきたし。

「ちょっと十代、どこ行くのさー!」

「ブルー寮に行って、直接カイザーに勝負を申し込む!」

「あ、抜け駆けっ!隼人、急ぐよ!」

「え、俺は別に行きたいなんて言ってないんだな」

「いいからいいから!レッツゴー!」

「うわあ〜!」





『…………んで、結局ダメでしたとさ』

 ものの見事に門前払い。まあしょうがないよね、あいつらエリート意識だけ無駄に高いし。やれやれ。まあとりあえずは、

「じゅーだーい?だいじょぶ?」

「あんまり………ヘックシ!それにしてもあいつら、俺はこんなことじゃ諦めねえぞ……ヘックシ!」

「今日はもう、あったかくして寝たほうがいいんだな」

 ブルーのエリート相手に粘りに粘った結果、頭からバケツの水を被ることになった十代に声をかけて、まだまだへこたれてないことを確認する。よかった、まだ諦めてない。

「ほれ十代、部屋だぞー」

「うう、ただいま………翔、まだ部屋に閉じこもってんのか?もうそろそろ元気出せよ」

 ただ、こっちはいまだに元に戻ってないみたいだけど。この間はせっかく自分からやる気になったのに、かなりいいところまで持ち込んで結局負けたことがよっぽどショックだったらしい。あとパワー・ボンドがどうたらとかも言ってたっけ。

「ちょっとやりすぎたんじゃないのユーノさんや」

『かもしれんな。途中からつい本気になっちまったから…………』

「ほら、一緒にデッキ調整でもしようぜ、ってあれ!?翔がいねえ!?」

「え?」

「ここに、手紙が置いてあるんだな。なになに、僕は島を出ます………」

「何!あいつ、逃げやがったな!清明、ユーノ、隼人!」

「わかってるって!
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