第94話
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を襲撃している間にレン皇女殿下がミリアムさんそっくりな姿をした人造人間を回収している様子も見えましたが………」
ローゼリアの答えを聞いて静かな表情で呟いた後提案したオリヴァルト皇子の提案に頷いたセドリックはある事を思い出してアリサ達を見つめた。
「ああっ!?そ、そういえばミリアムの”スペアボディ”をまだ渡してもらっていないよ!?」
「リィン達の様子からしてすぐに里から去るようだったから、急いでレヴォリューションに向かわないと、レヴォリューションがこの里から去るんじゃないのか!?
「今から広場に向かうよりも通信でこっちに呼びつける方が確実よ……!リィン達のENIGMAは番号がわからないから、”殲滅天使”達のENIGMAにかけた方がよさそうね……!」
セドリックの言葉を聞いてある事を思い出した仲間達が血相を変えている中エリオットは声を上げ、マキアスは不安そうな表情を浮かべ、サラが厳しい表情で答えた後ENIGMAを取り出して通信を開始しようとしたその時
「あ、ミリアムちゃんのスペアボディならちゃんと襲撃作戦を終えたその日に渡してもらっているから、大丈夫だよ。」
「え……い、一体いつミリアムのスペアボディを……」
トワが申し出て心配無用である事をアリサ達に伝え、トワの話を聞いたアリサは不思議そうな表情で訊ねた。
「皇太子殿下をこのアトリエのベッドに休ませた後さ。君達が皇太子殿下の看病や体を休ませている間に私とトワはカレイジャスで確認することや、やる事があって一端カレイジャスに乗り込んでそれぞれ作業をしていた時にレン皇女殿下が訪ねてきてくれて、ミリアム君のスペアボディが保管されている装置ごと渡してくれたのさ。」
「スペアボディの維持には導力エネルギーが必要だから、その維持の仕方についての説明をわたしとアンちゃん、ティータちゃんに説明してくれた後レン皇女殿下は黒の工房での情報収集から得たミリアムちゃんのスペアボディの維持の装置についてのマニュアルまで作ってくれて、それをわたし達に渡してくれたんだよ。」
「そうだったのですか……」
「フン、代わりの肉体だけでもここまで騒がせるとはあいつらしいな。」
「それにしても意外だね。あの”殲滅天使”がわざわざマニュアルまで自作してくれるなんて。」
アンゼリカとトワの説明を聞いたラウラは安堵の表情を浮かべ、ユーシスは静かな表情でミリアムを思い浮かべて呟き、フィーは不思議そうな表情で呟いた。
「アハハ、確かにレンちゃんは人を引っ掻き回したり騙す事が得意だけど、”契約”の類は絶対に守ってくれる義理堅い所もあるんだよ。だから、今回も黒の工房の技術力に対応できないZ組のみんなの為にわざわざマニュアルを作ってくれたんじゃないかな?
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