第94話
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女”のユーディット皇妃陛下とは偶然お会いする事ができたよ。えっと……やっぱりクロウ君も二人とは面識があるの?」
ジト目で呟いたサラの感想に対して指摘した後訊ねてきたクロウの質問に頷いたトワはクロウに質問を返した。
「ああ。とはいっても、お前達もあの姉妹についての話くらいは聞いているとは思うがあの姉妹はカイエンのオッサン達と違ってエレボニアでは数少ない平民想いかつまともな性格をした貴族だから、テロリストのリーダーの俺の事は正直良く思ってなかったと思うぜ?実際、オルディスの城館でカイエンのオッサン達と食事をする機会があっても、あの姉妹はカイエンのオッサンの指示に逆らってでも決して姿を現さなかったからな。」
「そうか………」
肩をすくめて答えたクロウの話を聞いたアンゼリカは重々しい様子を纏って呟いた。
「それよりも、これからどうするかだな。」
「そうだね……リウイ陛下が”条件”を出した以上、その”条件”を満たさない限りリウイ陛下達は私達の話に耳を貸してくれないだろうね。」
「そしてその”条件”を満たす為には僕達の手でオズボーン宰相を………」
重々しい様子を纏って呟いたミュラーの言葉にオリヴァルト皇子は頷き、セドリックは複雑そうな表情を浮かべ、その場の空気は重苦しくなった。
「えっと……そういえばお祖母ちゃん。以前レン皇女殿下はお祖母ちゃんは姉さんの件でメンフィル軍に協力する事になっている話も仰っていたけど、いつお祖母ちゃんはメンフィル軍と合流する事になっているの?」
その時ある事が気になっていたエマはローゼリアに訊ねた。
「いや……別に妾自身はメンフィル軍と合流後常に行動を共にする訳ではない。召喚要請が来るまでもそうじゃが妾も協力する軍事作戦を終えた後も次の召喚要請が来るまでは自由にしていい事になっている上、その召喚要請もたった2回じゃから、基本的にこの里におる予定じゃ。」
「2回………という事は1回はエレボニア帝国軍に壊滅的なダメージを与える相当大掛かりな軍事作戦で、残り1回は最終決戦でアンタにも協力させるって所かしら?」
ローゼリアの説明を聞いてある推測をしたセリーヌは目を細め
「うむ、妾もその可能性が高いと睨んでおる。」
「ちなみに何故協力する回数が2回なんですか?」
セリーヌの推測にローゼリアが頷くとアンゼリカは不思議そうな表情で訊ねた。
「1度目と2度目、どちらのユミル襲撃にも放蕩娘が関わっておったから、”2回”にしたとレン皇女は言っておったの。」
「そうか………まあ、まずはこれからどう動くか話わないとね。」
「はい。……そういえば、呪いで霊脈と繋がっていた時に皆さんが黒の工房
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