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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第94話
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リスが”誰よりも力を強く求めていた”のかを。」

「それってもしかして……」

「……内戦の件か?」

デュバリィの問いかけを聞いた後すぐにデュバリィに求められている答えに気づいたエリオットは目を丸くし、ユーシスは真剣な表情で訊ねた。

「ええ。それとアルフヘイムと”守護の剣聖”も関係していますわよ。」

「ええっ!?な、何でそこでセレーネとエリゼさんまで出てくるの!?」

ユーシスの問いかけに答えた後に話を続けたデュバリィの説明を聞いたアリサは驚きの表情で訊ねた。



「……もしかして、彼女の”身内”はみんな”特別な力”を持っているか、相当な実力者である事に対する”劣等感”かしら?」

「れ、”劣等感”ですか?」

「……確かによく考えてみたら、彼女の”身内”は両親を除けば皆、”特別な力”を持っているか相当な実力者だな。」

「セレーネ君は”竜族”である事から当然”竜”に変化する事ができる上”竜”の力を秘めている事から”人”の姿をしている状態でも身体能力、魔力共に”人間”の私達を遥かに凌駕するスペックを秘めている上”兵器”相手にも有効なダメージを与えられそうな相当高位な魔術も扱えるし、エリゼ君に至っては”八葉一刀流”の”皆伝者”である事に加えて”騎神”と同レベルと思われる”神機”の起動者(ライザー)なんていう特別な存在になったからねぇ。」

「おまけにリィン君と新たに契約を交わした異種族の人達も魔神、女神、天使と”普通の人間”のエリス君じゃ”絶対に敵わない”と思えるような存在だし、メサイア君は元々ヴァイス達の時代でヴァイス達が繰り広げた私達では想像もつかないような凄まじい戦争を生き抜いて来た事から彼女も相当な実力者なんだろうね。」

「で、肝心の内戦の時はリィンの力になる所か、貴族連合軍に拉致されて幽閉された事でリィンに凄く心配させた事を後悔しているような様子を見せていたもんね。」

「そういったエリスを悩ませる様々な要素が重なりあった事で、エリスに”騎神自身が起動者の資格に相応しい”と判断させる程の”力を求めさせる考え”を持つことになってしまったという事か……」

「それは………」

「チッ……」

「……………」

シェラザードの推測を聞いたエマが困惑している中、ミュラーとアンゼリカ、オリヴァルト皇子とフィーの話を聞いてある推測をしたローゼリアの推測を聞いたマキアスは複雑そうな表情をし、それぞれエリスの事は言えないアッシュは舌打ちをして悔しそうな表情をし、セドリックは複雑そうな表情で黙り込んでいた。



「……だが、何故デュバリィさんがその件で責任を感じているのだ?」

「私もそれが気になっていたな。確か内戦でも其方自身はエリスの件には特に何も関りはなかったはず
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