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曇天に哭く修羅
第四部
課題 3
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=ラトテップ》に【無明都市/ロストワールド】へと変えられた街。

今は魔神によって解放され【聖域】となっているが、棲んでいる【精霊】の結界によって外界からの干渉は断たれている。

精霊の要求を受け入れた国が全ての権利を手放したので東京は日本でなくなった。

上位存在に匹敵する上位精霊が何体も闊歩(かっぽ)する危険地帯が紫闇の修業場所。


「大丈夫だ紫闇。精霊は基本的に人類と敵対する気が無いんだから。()みかを追い出そうとする奴等に抵抗するだけだ」


彼等は【魔獣領域】の【魔獣】と違って無闇に人間を襲わないし、上位の精霊であればあるほど知性が有るので話は通じる。

しかしもっと気になること。


「何で『そいつ』が居るんです?」


紫闇は冷や汗を流す。


「細かいことは言いっこ無しヨ。アタシも修業に協力するだけネ」


レイアと並べば兄妹に見えなくもない白一色の容姿は温かみというものが無い。


《白鋼水明/しろがねすいめい》

紫闇を殺しかけた女。


「水明は僕や焔の幼馴染みなんだ。黒鋼のことをよく知っているし役に立つよ」

「修業のメイン担当はレイアでアタシは補助みたいなもんネ。まあ修業最後の仕上げとして戦うかもしれないけどナ」


不安が有る紫闇だったが焔に追い付く為にも贅沢は言っていられない。


「解った。宜しく頼む」


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