第93話
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”を潔く受け入れるよ。」
「オリビエ………」
リィンの感謝の言葉に対して返したオリヴァルト皇子の話を聞いてオリヴァルト皇子の意思を知ったミュラーは複雑そうな表情を浮かべた。
「それとこの戦争が終わってお互いの状況が落ち着いたら、アルフィンとの馴れ初めを最初から最後まで聞かせてもらうよ、我が未来の義弟よ♪」
「もう、お兄様ったら……」
「やれやれ、ホントどんな時でもブレないわね、あんたは。」
そして親し気な笑みを浮かべたオリヴァルト皇子の言葉にその場にいる全員が冷や汗をかいて脱力している中アルフィンとシェラザードは苦笑し
「アハハ……でも、確かによく考えてみると今のリィンさんとアルフィンの関係はメンフィル帝国による”命令”のようなものですから、少なくてもエレボニアは貴族達もそうですが父上ですらも二人の関係に口を出す事はできませんから、リィンさんが僕にとって将来の義理の兄になる事は決まっているようなものですね。」
「た、確かに言われてみれば……」
「まあ、リィンがアルフィン皇女をあくまで”娼婦”として扱うんだったら話は別だろうけどね。」
「いや、そんな殿下達アルノール皇家の方々に対してあまりにも失礼な事はできないし、そもそもアルフィンと親しいエリスがそんなこと、絶対に許さないから。―――コホン。両殿下達の寛大なお心遣い、心より感謝いたします。――――――失礼します。」
苦笑しながら答えたセドリックの話を聞いたマキアスは表情を引き攣らせ、フィーはジト目でリィンを見つめ、フィーの言葉に対して疲れた表情で答えたリィンは気を取り直してオリヴァルト皇子とセドリックに会釈をした後部屋から出ていき、アルフィンとミュゼもリィンに続くように部屋から出て行った――――――
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