第93話
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”は”黄昏”が発動してしまっている以上、”条件”を満たしちまえば否応なしに発動していまうのに、一体どうやって”儀式を成立させない状況”に追い込むんだ?」
続けて口にしたリウイの話を聞いたクロウは眉を顰めて訊ねた。
「――――――”霊脈の遮断よ。”」
「”霊脈の遮断”……それが”七の相克という儀式の成立ができない状況へと追い込む事”にどう関係しているのだろうか?」
リウイの代わりに答えたレンの答えを聞いたガイウスは不思議そうな表情で訊ねたその時
「!!ま、まさか…………今まで繋がっていた”黄昏による呪い”の影響を受けている霊脈同士の繋がりを断つ事で”七の相克に必要な条件の一つである黄昏が発動している地”である条件を無くそうとしているんですか!?」
「そ、それって、一体どういう事なんだ……!?」
察しがついたエマは驚きの表情を浮かべてリウイ達に確認し、それを聞いたマキアスは困惑していた。
「簡単に言えば今まで繋がっていた”黄昏による呪いの流れ”を”断つ”事で、”七の相克という儀式の成立条件を満たさないようにしている”って事よ。」
「例えで言うならば”線路”で繋がっている”列車”が”線路”に大岩や倒壊した建物等と言った”障害物”を置かれることで先に進めなくなるようなものね……」
「あ……ッ!」
「確かにそれならば、”七の相克という儀式が発生する事を封じられる”かもしれぬな……」
セリーヌとサラの説明を聞いて事情を悟ったアリサ達がそれぞれ血相を変えている中エリオットは思わず声を上げ、ラウラは真剣な表情で呟いた。
「なるほどの………じゃが、”霊脈の遮断”等並大抵の術者ではできん――――――いや、そちらには”慈悲の女神”を始めとした”超越者”達が存在しているのじゃから、その者達ならば”霊脈の遮断”も可能じゃろうな。」
「――――その件に関しては”連合とは別の勢力”が動いて実行している。」
「え……連合以外の勢力、ですか?一体どのような勢力がそのような事を……」
ローゼリアの指摘に対して答えたリウイの話を聞いたセドリックは目を丸くして疑問を口にした。
「クスクス、この戦争の和解の件でリベールを訪問した”紅き翼”のみんななら”心当たり”があるでしょう?――――――既に”霊脈に結界を施すといった高度な術”を実行した”実績”があるメンフィルやクロスベルでもなく、そしてエレボニアでもない別の”第三勢力の存在”を。」
「そ、それって、もしかして……」
「”空の女神”達の事?」
意味ありげな笑みを浮かべたレンの問いかけを聞いてすぐに心当たりを思いだしたアリサは驚きの表情を浮かべ、フィーは真剣な表情で確認した。
「はい。既にエレボニ
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