暁 〜小説投稿サイト〜
オズのケーキ
第一幕その九

[8]前話 [2]次話
「おやつの時も楽しみになってきたよ」
「チョコレートは頭も刺激するのだよ」
 教授はグリルを食べつつお話に入りました。
「素敵なお菓子だよ」
「だから教授もだね」
「よく食べるよ、チョコレートを食べて」
 そしてとです、教授はモジャボロに応えました。
「コーヒーを飲めば」
「それでだね」
「頭が冴えてね」
「学問もはかどるね」
「本当にそうだからね」
 それでというのです。
「よくチョコレートを食べて」
「コーヒーも飲んで」
「そして本を読んだりね」
 そうしたりしてというのです。
「論文も書いているよ」
「そうだね」
「林檎もいいけれどチョコレートもいい」
「学問にとっても」
「林檎も頭を冴えさせてくれるんだ」
 この果物もというのです。
「そしてチョコレートもだよ」
「成程ね、ではおやつの時は」
「私も楽しみだよ」
 教授はモジャボロににこにことしてお話します。
「本当にね」
「お昼なのにおやつの時が楽しみなんてね」
 アン王女は笑いながら言いました。
「贅沢なことね」
「そうですよね、お昼も楽しんで」
 ナターシャはアン王女に笑って応えました。
「おやつも、ですから」
「こんな贅沢なこともないわよね」
「本当にそうですね」
「オズの国の贅沢はね」
「楽しみがずっと続くということですね」
「最高の贅沢だと思うわ」
 まさにとです、アン王女はパンに林檎のジャムをたっぷりと塗ってお口の中に入れてから述べました。
「本当にね」
「まさにそうですね」
「皆がその贅沢を楽しめているし」
「限られた人達でけでなくて」
「本当にいいと思うわ」
「楽しみが終わらない」
 ナターシャはこのことについてこんなことを言いました。
「こんないいことはないですね」
「そうでしょ、それでナターシャも」
「はい、楽しませてもらいます」
 実際にと言うのでした。
「本当に」
「それは何よりね」
「昨日はサウナも入りましたし」
 エメラルドの都の宮殿で入ったのです。
「とてもよかったですよ」
「そういえば貴女お風呂は」
「はい、サウナが好きで」
 それでというのです。
「あればです」
「入ってなのね」
「楽しませてもらっています」
「そちらも楽しみよね」
「そうなんです、サウナっていいですよね」
「そうね、私もあればね」
 サウナについてです、アン王女も答えました。
「入ってね」
「そうしてですよね」
「汗をかいてね」
 そうしてというのです。
「水風呂も入って」
「そうしてですね」
「身体を冷やしてまた入るわ」
「それがいいですよね」
「ロシアのお風呂はサウナっていうけれど」
 ここで言ったのはモジャボロでした。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ