第一幕その四
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「本当に」
「そうであろう」
「はい、僕もそう思います」
「だから今夜はそれじゃ」
鰻のかば焼きにご飯の鰻弁当だというのです。
「それにする」
「わかりました」
「さて、私はハンバーガーにしようかな」
カエルマンはこちらでした。
「それを食べようかな」
「飲みものは」
「コーラにするよ、それとフライドポテトもね」
こちらもとです、カエルマンはクッキーに答えました。
「是非ね」
「そうですか」
「そう、そして」
それにというのでした。
「今夜は楽しむよ」
「そうですか、では私は」
クッキーはといいますと。
「パンにソーセージにサラダで」
「その三つだね」
「飲みものは牛乳にして」
それでというのです。
「頂きます」
「その組み合わせもいいね」
「そうですね」
「うん、じゃあね」
「それぞれですね」
「手に取って食べよう」
こうお話してでした、そのうえで。
四人はそれぞれが食べたいお弁当を手に取ってそうして晩ご飯の時に食べることにしました、その中でリンキティンク王は。
鰻弁当にお茶を手に笑いながら言いました。
「ところで鰻と梅干の相性が悪いというのは」
「王様この前一緒に召し上がられてましたね」
「しかし何ともなかった」
こう王子に答えました。
「わしはな」
「そうでしたね」
「うむ、まことにな」
「身体の調子は、ですね」
「何ともなくてな」
それでというのです。
「どちらも美味かった」
「そうでしたか」
「そしてじゃ」
リンキティンク王はさらにお話しました。
「西瓜と天婦羅もな」
「その食べ合わせもですね」
「何もなかった」
一緒に食べてもというのです。
「そしてこちらもじゃ」
「どちらも美味しかったんですね」
「まことにな」
「食べ合わせのお話はどうも」
カエルマンもハンバーガーが包まれている袋達を手にしています、勿論フライドポテトやコーラもあります。
「迷信というか」
「実際は違うのう」
「そうみたいだね」
「わしも食べてみてわかった」
実際にそうしてというのです。
「本当かどうか確かめようとも思ってな」
「美味しいものを楽しむ為にもだね」
「ほっほっほ、そうしたらじゃ」
これがというのです。
「何もじゃ」
「なくてですね」
「美味しいだけであった」
「鰻も梅干しも」
「そして西瓜と天婦羅もな」
こちらもというのです。
「特にじゃ」
「何もだね」
「なくてな、美味いものを楽しめた」
「何かお話を聞いていますと」
クッキーもリンキティンク王に言ってきました。
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