第一幕その三
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「それがオズの国の決まりだから」
「それではじゃな」
「是非ね」
「一緒に来てくれるか」
「村の人達には旅に出るとお話して」
そしてというのです。
「それからね」
「うむ、行こうな」
「それではのう」
二人でお話してです、そしてでした。
カエルマンとクッキーは村の人達に笑顔で旅に出るとお話してです、そのうえでリンキティンク王とボボ王子の旅に合流しました。
そしてです、そのうえで。
四人で村を出るとです、クッキーはリンキティンク王に言いました。
「村から出ましたけれど」
「それで、じゃのう」
「これから何処に行くか」
「勿論考えておらぬ」
一切という返事でした。
「出た時と同じくな」
「そうですか、それなら」
「行く先を考えてくれるか」
「はい、ラベンダーグマさんのところに行きませんか」
「クマセンターにか」
「どうでしょうか」
こうリンキティンク王に提案するのでした。
「これから」
「うむ、いいのう」
それではとです、王様もでした。
頷いてそれでクマセンターに行くことになりました、そして王子は自分達の右手にあるものを見ました。
それはお弁当の実る木でこう言ったのでした。
「早いにしても」
「それでもだね」
「そう、ここはそれぞれ取って」
お弁当をというのです。
「晩ご飯の時に食べましょう」
「おお、ではな」
「それぞれ好きなものを手に取りましょう」
「うむ、ではわしは鰻弁当じゃ」
リンキティンク王は笑って応えました。
「日本のな」
「それですか」
「最近好きになってのう」
その鰻弁当がというのです。
「だからじゃ」
「今夜もですか」
「それを食べよう」
是非にというのでした。
「そうしよう」
「そうですか、じゃあ僕は」
王子は王様のお話を聞いて言いました。
「サンドイッチとフライドチキンですね」
「その二つか」
「はい、やっぱり」
「鰻にはせんのか」
「お昼和食でしたから」
それでというのです。
「今回はそちらで」
「サンドイッチとか」
「はい、フライドチキンです」
「ううむ、そうなのか」
「というか最近確かに王様鰻お好きですね」
「鰻のゼリーはそうでもないが」
それでもというのです。
「鰻のかば焼きは大好きでじゃ」
「それで、ですか」
「わしはな」
実際にというのです。
「最近はじゃ」
「鰻のかば焼きが好きで」
「それでじゃ」
「召し上がられますか」
「そうする」
「確かにかば焼きは美味しいですね」
王子もこのことは認めます。
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