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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
皇帝ナポギストラー
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思っているから。」

そう言うとエックスたちも休むべく、ホテルの中へと戻って行く。

サピオは、しばらくその場にとどまるがそのままケインが行った場所へと向かう。



ケインはホテルのソファーに腰を下ろしていた。

「・・・・ふう。」

「少しお話してもいいですか?」

「ん?」

カプセルから出てサピオはケインの隣に座った。ケインは別に嫌がる様子もなく、サピオに対してニコッと笑った。

「何かあったのか?」

「いえ、その・・・・・エックスさんたちから貴方のことも聞かせてもらって・・・・・」

「・・・・・・」

「その・・・・・・シグマという人のことに関しては・・・・・・・なんといえばいいのか・・・・・」

「気にせんでもいいぞ。シグマのイレギュラー化を止められなかった儂にも非があったんじゃ。」

複雑に感じているサピオに対してケインは言う。

「若い頃のことを思い出しておったんじゃよ、エックスを発見するそれよりも昔のことを。あの頃は、君の星同様にロボットをただの機械のような扱いじゃった。」

「でも、どうしてエックスさんには感情があったんですか?」

「一つは伏せておくが、もう一つは、ロボット工学の父と呼ばれている伝説の科学者 トーマス・ライトの最後の作品だからじゃ。彼の生きていた時代はどういうものかほとんど資料が失われてしまっているが彼はエックスに極めて人間に近いものを与えた。何のためだと思う?」

「何のため・・・・・・」

「彼の遺言では『機械が人間や他の生物と同じように進化できる可能性をもたらす』と言っておった。現にエックスは、極めて人間に近く時には悩み、深く考え、他のレプリロイドたちとは違う結論へ辿り着いた。現にアイツの周りはその影響でよく悩んだり、考えたりするようになってきた。」

「そうなんですか・・・・・・」

「それ故にシグマもその可能性の一つを考えておったのかもしれん。ただ、何度も蘇っていくうちにその答えが歪んでしまったのはやるせないが・・・・・」

「・・・・・・・」

「サピオ君、ロボットは人間が作った未来への可能性であると同時に危険性も孕んでおる。現にナポギストラーは君たち人間の怠惰が生み出してしまったイレギュラーじゃ。だが、それを反省して乗り越えていくのが君たちに課せられた試練なのかもしれん。」

「はい・・・・・父もおそらくそのことに気づいていたのかもしれません。僕自身も、あなた方のことを見て自分が間違っていたんじゃないかと感じるようになってきました。」

「・・・・・それで、君は星に着いたらどうしたいんじゃ?」

「僕は・・・・正直まだ悩んでいるところもあります。でも、まずは両親や他の人たちを助け出したい。後は、ナポギ
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