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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
無印編
第41話:狩られる者達
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のが普通と言うものだ」
「そんな勝手な理由で…………ふざけんなッ!?!?」
[MEGA DETH PARTY]
メデューサの勝手な物言いに怒りが頂点に達したクリスは両手のボーガンをガトリングに変え、腰部アーマーを展開させ小型ミサイルと銃弾を周囲にばら撒いた。
瞬く間に周囲の木々を薙ぎ倒し地面を穿つクリスの一斉射撃。琥珀メイジも2人は吹き飛ばされたがここに来て疲労が原因か、狙いが甘くクリスの攻撃を切り抜けた琥珀メイジがいた。
クリスに近付く琥珀メイジを迎撃しようとする透。しかしその前にメデューサとヒュドラが立ち塞がった。
「お前の相手は私達だ、裏切り者」
「へっへっへっ! 精々楽しもうぜ!!」
専用の剣とライドスクレイパーで攻撃を仕掛けてくる2人の幹部の攻撃を、透もカリヴァイオリンで迎え撃つ。
「ハッハァッ!!」
振り下ろされるヒュドラの剣を受け流すと続いて放たれたメデューサの一撃を弾き、その隙を突こうとしてきたヒュドラを蹴り飛ばし流れるような動きでメデューサに斬りかかる。
しかしその動きは明らかに何時もの精細さを欠いている。体力がもう限界なのだ。度重なる連戦により既に透は満足に戦える状態ではないのである。
それでも幹部2人に対抗できているのは、偏に彼の実力と何よりもクリスを守ろうと言う決意によるものであった。
だが体力が限界に達しているのはクリスも同様だった。
「ぐっ!? がはっ?!」
「ッ!?」
聞こえてくるクリスの苦悶の声に透が弾かれるようにそちらを見ると、そこでは今正にクリスが琥珀メイジ3人による連撃で叩き伏せられているところであった。両手のガトリングはライドスクレイパーで突かれ動きを拘束されたところで背中をスクラッチネイルで切り裂かれ、アームドギアから手を離した瞬間左右の琥珀メイジ2人からの回し蹴りで蹴り飛ばされ背後の木に背中を盛大に打ち付けた。
「ぐっ、あぁ……」
木に叩き付けられ地面に膝をつくと、そこで遂に限界が来たのかイチイバルは解除されそのまま倒れこんだ。倒れたクリスを3人の琥珀メイジが囲む。
「ッ!!?」
それを見て透はクリスを助けようと琥珀メイジ3人に向けて駆け出すが、幹部2人がそれを許す筈がなかった。
「させるか!!」
ヒュドラは透が駆けだすと同時に飛び上がり、クリスと透の間に降り立つと剣を振るった。狙ったのは彼自身ではなく彼が持つカリヴァイオリン。今までと違い武器を狙った一撃に反応が遅れ、透は武器を弾かれ大きな隙を晒してしまう。
そこにメデューサの魔法が炸裂した。
「これはきついぞ?」
〈イエス! ポイズン! アンダスタンドゥ?〉
「ッ?!」
放たれた毒の魔法が透に直撃し、彼の体
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