第92話
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、”戦力”という点ではクロスベルやヴァイスラントの助力は最初から必要ない。」
「な……っ!?」
「ご、500万の戦力!?」
「…………予想ができていたとはいえ、戦力があまりにも圧倒的に違いすぎる。エレボニア帝国は正規軍、領邦軍の総戦力を合わせても10分の1にも届かんな………」
「し、しかもそこにリウイ陛下やファーミシルス大将軍閣下、それにエヴリーヌちゃん達みたいな単独でも”軍隊”を殲滅できる戦力もいるでしょうから、まさに圧倒的な”虐殺戦”になる事が目に見えていますよね……」
「そこまでするほどメンフィルは内戦の件でエレボニアに”怒り”を抱くと共にゼムリア大陸の人々に”メンフィルの逆鱗”を思い知らせようとしているという訳なんですね……」
「今までの話からメンフィルはエレボニアやカルバードを遥かに超える大国であるとは認識していたが、どうやら妾のメンフィルに対する認識はまだ甘かったようじゃの……」
「……………」
「俺が言えた義理じゃねぇが、そんなとんでもない国を怒らせておきながら故郷の連中が協力して責任を取る事と、土下座と莫大な謝罪金の支払いでエリス達の件を許してもらえたヴィータは本当の意味で”運が良かった”って訳か。」
リウイが口にした驚愕の事実にラウラは絶句し、マキアスは驚きの声を上げ、ミュラーは複雑そうな表情で推測し、アネラスは不安そうな表情で推測し、セドリックとローゼリアは重々しい様子を纏って呟き、アルフィンは辛そうな表情で黙り込み、クロウは複雑そうな表情で呟いた。
「そういう意味ではリィン達に引き取られたアルティナも”運が良かった”のだろうな……」
「そうだな……その点ではリフィア殿下がアルティナの処遇を俺達に委ねた事には本当に感謝しているよ。」
静かな表情で呟いたガイウスに視線を向けられたリィンはガイウスの推測を肯定した。
「うふふ、ちなみにパパが今言った戦力はメンフィル帝国軍の総戦力の10分の1にも満たないわよ♪」
「……………」
「ええっ!?」
「500万人でも10分の1に満たないんですかっ!?」
「ま、まさかメンフィルがそれ程までに圧倒的な国家だったなんて……」
「”格が違う”とはまさにこの事でしょうね。」
レンが答えた更なる驚愕の事実に驚いたデュバリィは口をパクパクさせ、エリオットとアリサは驚きの声を上げ、クルトは信じられない表情で呟き、オリエは重々しい様子を纏って呟いた。
「リウイ陛下……内戦の件で我が国が貴国に対して犯した数々の許されざる罪に対する貴国の”怒りの焔”を鎮める方法が可能な限り双方血を流さない事を探す事をエレボニア皇子として諦めたくはありませんが、メンフィルはエレボニアに多くの血を流させる
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