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BanG Dream! ワーカーホリック少女が奏でるオト
Pastel?Palettes T
#007 わたしたちのライブ前
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TANOIA』
一曲弾き終えた時にレッスン場の扉が開いて中に入ってきた人物に私は声をかけられた。
「精が出るわね、あーちゃん」
復活ライブに向けて練習をしていた私の前に現れたのは、Pastel*Palettesのベーシストである、ちーちゃんだった。
「準備は好調に進んでるわよ。復活ライブには間に合わせるから」
「ふふっ♪ 楽しみにしてるわね?」
そう意味あり気な笑みを浮かべたちーちゃんは、私の隣に腰を下ろした。
「そう言えば、ダーリンがあーちゃんの事を心配してたわよ?」
「さーくんが?」
「ええ♪ やっぱり、幼馴染の活躍は見たいらしいわ?」
「そっかぁ……だったら尚更頑張らないとね。 愛する彼の為にも……ね」
「あーちゃんといえど、ダーリンは渡さないわよ?」
「そこから奪うのも臨むところよね。 覚悟しなよ、ちーちゃん?」
「言うようになったわね。人見知りが酷くて何時も私の後ろに隠れていたのに」
「なぁっ……/// なんでそれを言うかなぁ!? やめてよぉ!! 私の忘却したい事を思い出させないでよ!」
「ふふっ……冗談よ、あーちゃん。 でも……」
「『無茶な練習量は厳禁』でしょ? 解ってるわ」
「ならいいのよ。破ったら日菜ちゃんにあなたの小学生時代の事全部バラすから」
「ちょま、日菜に!? マジでか、ちーちゃん」
「マジよ。あーちゃん♪」
「解った。絶対に無茶しないわ。ちーちゃん」
「よろしい。解かればいいのよ」
「敵わないわ。ちーちゃんには」
「あーちゃんには負けてたまるもんですか」
「なにそのプライド。ちーちゃんも練習だっけ?」
「ええ。一緒に練習しないかしら? その方が効率も良いもの」
「え、良いよ。じゃあ、どの曲からする?」
「そうね……この曲、大丈夫かしら?」
「ええ。大丈夫よ。私が彩のパート歌えばいいかしら?」
「そうね。お願いするわ」
「りょーかい」
演奏する曲は『ハッピーシンセサイザ』だ。
この曲は本来は彩とちーちゃんのツインボーカル曲なのだが、彩は不在なので私が彩のパートを歌うことにした。
ダブルベースというのも良いが、私はギターに持ち替えて演奏する事にした。
スタンドからIbanez ( アイバニーズ ) / Prestige RG3327FX TDF 7弦ギターを取り出してチューニングを手早く完了させ、私の合図でちーちゃんとのデュエットで演奏が始まる。
演奏したは良いのだが、ちーちゃんの指の動きが何処か迷いがある様だった。
「ちーちゃん、何か悩んでない?」
「!?……な、何を言い出すのかしら?あーちゃん」
私は思い切ってちーちゃんに尋ねた。
ちーちゃんは図星を突かれたのか必死に平静を取り繕お
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