第91話
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きを感知するわよ。」
自分の全勝に信じられない表情や驚いているアリサ達に対してギュランドロスは不敵な笑みを浮かべて答え、ギュランドロスの全勝に何らかのカラクリがある事を怪しんだアッシュの指摘にセリーヌが呆れた表情で指摘した。
「なるほどの………ヌシもまたシュミットとかいう小僧やリアンヌと同じ、突然変異的な”天才”なのじゃろうな。」
ローゼリアは真剣な表情でギュランドロスを見つめ
「こら、魔女の長!マスターを”天才”という言葉だけで片付けるんじゃねぇですわ!マスターは”天才を遥かに超えた至高たる存在”ですわよ!」
ローゼリアの言葉を聞いてローゼリアを睨んで声を上げたデュバリィの指摘にその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて脱力した。
「ハハ………”通商会議”の時から貴方は”只者”でない事はわかってはいたが、まさかこんな凄まじい人物とはね………それで話を戻すがヴァイスが1枚だけ”引き分け”に持ち込んだ事でヴァイスに対する興味を更に抱いた貴方はどうしたんだい?」
苦笑しながらギュランドロスを見つめたオリヴァルト皇子は話の続きを促した。
「クク、それは…………―――俺自身が正体を隠してヴァイスの軍に入隊したのさ!」
「ええっ!?」
「こ、国王が正体を隠して敵国の軍に入隊するって………」
「あまりにも非常識過ぎる……」
「というかギュランドロスおじさんみたいな一度会えば絶対に覚えてるようなとても印象深い人が一体どうやって正体を隠したのか気になるわよねぇ♪」
「た、確かに………」
「ああ。ギュランドロスさん程印象深い人はそうはいないと思う。」
オリヴァルト皇子の問いかけに対して堂々と答えたギュランドロスの答えにその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中セドリックは思わず驚きの声を上げ、エリオットは信じられない表情で、マキアスは疲れた表情でそれぞれ呟き、小悪魔な笑みを浮かべて呟いたレンの言葉を聞いたリィンは苦笑し、ガイウスも静かな表情でレンの言葉に同意した。
「ん?正体を隠した当時の俺の姿を見てみたいなら、見せてやるよ。それは――――――この姿だ!」
レンとリィンの会話を聞いたギュランドロスは懐から仮面を取り出して自身の顔につけ、それを見たその場にいる全員は石化したかのように固まった。
「………おい。まさかとは思うがその姿が”当時正体を隠してヴァイスの軍に入隊した時の姿”なのか?」
我に返ったリウイはその場にいる全員を代表するかのように突然感じた頭痛を抑えるかのように片手で頭を抱えて疲れた表情でギュランドロスに訊ねた。
「おうよ!その名は”仮面の紳士”ランドロス・サーキュリー………それが正体を隠したもう一人
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