第91話
[7/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
手側に譲って、7回連続で勝つってありえるんですか、シェラ先輩……!?」
「普通ならありえないわよ……コイントスをする人物と予め打ち合わせをするイカサマでもしない限り、7回連続で勝つとか”絶対に不可能よ。”」
「……………」
「こ、こんな事が本当にありえるなんて……」
「まさに”怪物”と言っても過言ではありませんね。」
「フフッ、”盤面を見る力”がある私でもさすがにこの結果は”読めません”でしたし、それ以前に先程のコイントスでエレボニア占領後の領有権を決めるというギュランドロス陛下の決断すらも”読めません”でしたわ。」
「ミルディーヌでも読めなかったなんて……」
勝負の結果を見守っていたアガットは信じられない表情をし、困惑の表情をしているアネラスの問いかけにシェラザードは驚きの表情で答えてギュランドロスを見つめ、デュバリィは驚きのあまり口をパクパクさせ、クルトは信じられない表情でギュランドロスを見つめ、オリエは静かな表情で呟き、苦笑しているミュゼの言葉を聞いたアルフィンは驚きの表情を浮かべた。
「馬鹿な………」
「ま、まさか本当に全てギュランドロス陛下の勝利になるなんて……」
「しかも選ぶ権利は全てあたし達というハンデ付きで、何であたし達が全敗するのよ……!?」
「こうして結果を目の前で叩きだされると、ギュランドロス陛下は単なる”強運”では片づけられない”何か”を持っているとかしか思えないねぇ。」
「ないとは思うけど、クロウはイカサマしてないよね?」
「当たり前だっつーの!さすがの俺でもこんな大勢の前でイカサマする技術は身に着いてねぇし、そもそも俺にとって黒の工房の時で初対面のギュランドロス皇帝を勝たす理由がねぇだろうが!?」
一方自分達の全敗にユーシスは信じられない表情をし、エマは不安そうな表情で呟き、サラは信じられない表情で声を上げ、アンゼリカは疲れた表情で呟き、フィーの確認に対してクロウは疲れた表情で反論した。
「だから言っただろう?”天賦の才”がある俺相手に”賭け”で挑んだ所で、俺と同じ”天賦の才”がない限り、”絶対に勝てない”ってな。」
「おい、まさかとは思うが運の操作をするオカルトとか使ってイカサマをしているんじゃねぇだろうな?」
「あのね……確かにそういった類の術―――”運勢操作”といった魔術や儀式は聞いた事はあるけど、”運勢操作”なんて間違いなく因果律も関わってくるから相当高度な術の上存在しているかどうかすらも怪しい類の術だし、そもそも”英雄王”と違って霊力があんた達”普通の人間”と同レベルのギュランドロス皇帝がそんな高度な術を扱える訳がないし、そんな高度な術を使えば、間違いなく魔女の眷属(アタシ達)が凄まじい霊力の動
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ