第91話
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か?」
ギュランドロスはリウイに視線を向け、ギュランドロスの話を聞いたレンが意味ありげな笑みを浮かべている中ギュランドロスに視線を向けられたリウイは真剣な表情でギュランドロスに確認した。
「ああ。そもそもオレ様がコイントスでお前やヴァイス以外に負ける事もそうだが、引き分ける事も”絶対にありえないからな。”」
「一体その自信はどこから湧いてくるのよ………ちなみに今までの話から察するに、コイントスの回数は3回かしら?」
ギュランドロスの答えに呆れたセリーヌは真剣な表情で確認した。
「俺はそれでいいがお前達は確か”Z組”だったな……だったら、今回は特別に7回勝負でいいぜ?」
「わ、私達が”Z組だから7回勝負でいい”って……」
「……だけど、勝負できる回数が倍以上に増えた事はあたし達にとって有利な話よ。」
「問題はそれぞれの勝負に誰が挑むかだが……」
「そもそもコイントスは完全に”運”の勝負だから、誰が挑んでも勝負の結果はあまり関係ないんじゃないか?」
「へっ、何にしてもコイントスをするんだったらここは俺の出番だな。」
「先に言っておくがイカサマはするなよ、クロウ。」
ギュランドロスの更なる提案に仲間達と共に冷や汗をかいて表情を引き攣らせたアリサはジト目で呟き、サラは真剣な表情で呟き、真剣な表情で考え込んでいるラウラにマキアスは戸惑いの表情で指摘し、クロウがコイントスをする役割を申し出る様子を見たリィンはジト目で指摘した。
「ぐっ……お前、本当にエレボニアを救う為にそっちについているんだったら、余計な事を言うなよな!?」
「クロウ君……その様子だとやっぱりズルをするつもりだったんだね……」
「まあ、クロウだから、むしろイカサマをしない方が私なら怪しむね。」
「そもそも、経緯はどうあれ正々堂々の勝負に不正を働くような行為、この私が見逃しませんし、許しませんわよ!」
(賭け事の一種であるコイントスを”正々堂々の勝負”というのはちょっと間違っているような気もしますが……)
リィンの指摘に対して唸り声を上げてリィンを睨んだクロウを見たトワは呆れ、アンゼリカはやれやれと言った様子で肩をすくめて答え、デュバリィは真剣な表情でクロウを睨んで指摘し、デュバリィの指摘を聞いたプリネは苦笑していた。
その後アリサ達はギュランドロスに対する7回のコイントス―――更には表から裏かを決める権利を全てアリサ達側に譲るというギュランドロスのハンデをもらってギュランドロスとコイントスの勝負をしたが、勝負の結果は全てギュランドロスの勝利という驚愕の結果となった。
「嘘だろ、オイ………」
「コイントスで、それも表か裏かを決める権利を全て相
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