第三部
主義主張 8
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出来が悪く才能など微塵も無い。
しかし何処か自分に似ている青獅。
「良い弟子を持ったのう」
我が子のような存在だった。
良き師匠では無かっただろう。
優しさは見せられず手酷い真似ばかり。
しかし常に彼の栄光を願った。
それくらいしか出来ないから。
(お前はもう儂の意志など継がんで良い。何しろ間違っていたのじゃからな)
ただ己が背負う何かの為に。
その為に青獅の意志を貫け。
「勝利ば掴めぇッ! 青獅ぃッ!!」
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