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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第67話 恐るべき深海熱、手に入れろ海鮮の実!
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ない」
「だが問題はその後なんだ。末期になると今度は体が赤く変色して体温がどんどん上がっていく、そして最後には太陽のように真っ赤になってしまい急激な温度変化によって体の細胞はボロボロにされて確実に死ぬ。それこそイッセーでもね」
「そ、そんな……」


 サニーとココの説明を聞いた小猫達は心臓がバクバクと早く鼓動を打つくらいにショックを受けた。これまでイッセーが酷い傷を負う事はあったが明確に死ぬと言われたのは今回が初めてだからだ。小猫や朱乃は顔を真っ青にしてアーシアやイリナに至っては泣きかけてしまっている。


「治療は出来ないの?」
「深海熱は特殊な病気でな、クスリバチはコイツに効く薬は持っていない」
「じゃ、じゃあイッセー先輩はもう……」
「早とちりするな、治せる方法はある」


 リアスの質問に与作はクスリバチでは治せないと返した。それを聞いた小猫も泣きそうになるが与作は近くに会った棚から何かの地図を取り出した。


「深海熱を治すには『海鮮の実』という食材が必要だ。そいつは『塔中華島』と呼ばれる島にあるんだ」
「じゃあそこに行ってその海鮮の実を手に入れてくればいいのだな」
「そんな簡単には事は済まないぞ。海鮮の実だけでは効果が発揮されない、その島には塔があってそこに伝説の食材が四つあるんだ」
「その四つの食材と海鮮の実があればイッセー君を助けられるって訳ね」
「そう言う事だ」


 与作はイッセーを助けるには海鮮の実が必要だと話ゼノヴィアがやる気を見せる。だがそれだけでは駄目らしく伝説の食材が四つ必要らしい、イリナはその四つの食材と海鮮の実があればイッセーを助けられると知って喜んだ。


「イッセーが持つのはどのくらいなの?」
「深海熱は日の出までがタイムリミットだ。今は昼だから半日は時間があるな」
「行きはIGOが誇るジェット機で向かおう、ここからなら4時間ほどで付くはずだ」
「帰りはフロルの風を使えばすぐに戻ってこれますよ」


 ティナの質問に与作は日の出までがタイムリミットだと伝える。ココはIGOのジェット機で塔中華島に向かう事を提案して全員が頷いた。帰りはルフェイの作ったアイテム、フロルの風を使えば一瞬でここに戻ってこられるので問題はない。


「では早速塔中華島に向かいましょう!」
『応っ!』


 最後に小猫が腕を突き上げてリアス達も気合を入れて腕を突き上げた。イッセー抜きでの初めての捕獲に小猫達は挑むことになった、結末がどうなるかは彼女達次第であろう。

 
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