暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第67話 恐るべき深海熱、手に入れろ海鮮の実!
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が……コストを考えるとアーシアさんの圧勝ですね」
「はぅう……私なんてまだまだですよ……それに私は傷は癒せても失ったモノは回復できません。難しい手順があるとはいえ体の部分を作ることが出来るなんて凄いです」


 ルフェイは回復させると言うのがどれほど大変なモノかを語った。魔法は万能のように思えるが回復の魔法はプロでも扱いが難しいらしく、ちょっとした傷を治すだけでも何年も修行を重ねてようやくできるようになるらしい。


 ルフェイの話を聞いていた小猫は悪魔のアイテム『フェニックスの涙』について話した。このアイテムは使えば生きている限りどんな傷でも治すことが出来るまさにチートといえる性能を持ったアイテムだ、だが値段が高すぎてリアス並みの貴族でなければとても使えない。


 故にルフェイはアーシアの神器の凄さに改めて話した。何せ本人が疲労さえしてなければどんな傷でも癒して治すことが出来るからだ。もしこの力を傲慢な悪魔や堕天使、または人間が知れば何としてても奪おうとするだろう。それだけ価値のある物と言える。


 だがそんなアーシアも失った部分を治すことはできないらしい。故に人体を文字通り生やすことが出来る再生の種は小猫達が知る中でも究極の回復アイテムに思えた。


「ははっ、そんなに褒められたら師匠も嬉しいだろうな」
「与作さんが?どうして?」
「何せこの再生の種は師匠が作ったオリジナルだからな」
「えっ、与作さんが作ったの!?こんな凄いモノを!?」


 鉄平は与作が喜ぶだろうと話してイリナが首を傾げた。すると与作の口から再生の種は与作が作ったオリジナルだと出て祐斗に『モモップル』をあーんしていたティナが驚きの声を上げる。


「再生機能を促す食材や生物は自然界にもいくつかあるが、体の部分そのものを生やすとなるとなかなかないんだ。そこで師匠は自ら特殊な遺伝子を配合して作った『再生植物』がコレだ。作り方は師匠しか知らない」
「はえっ〜、豪快な方に思ってたんですがかなりの知識を持った方だったんですね。改めて尊敬しちゃいました」


 鉄平に話を聞いたルフェイは技術だけでなく生物や植物についても深い知識を持つ与作に改めて尊敬の意を感じていた。だが鉄平は苦笑いを浮かべた。


「ぶっちゃけ失敗の方が多いけどな。でも師匠は多くの失敗に感謝している、成功の秘訣は何よりも早く失敗を体験する事らしい」
「とても素晴らしい言葉ですわね、だから与作さんの再生部屋が血しぶきでいっぱいなのも失敗を忘れないようにするためですのね」
「いやアレは失敗しすぎて掃除しても直ぐにああなっちゃうからもう放置しているだけなんだ、この再生の種もぶっちゃけ治るかどうかは最終的に運で決めるし……」
「あはは……」


 鉄平は与作
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