暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第1話『新たな混濁』
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ドの世界の敵のファントムが現れているわ。」
「また厄介な状況だな…」
リンディの説明を受けて雅は呟く。
「どうしたの雅?」
「ウィザードの世界は既に一度救い、ワールドホープも発動している。おそらく、ジオウ事件以上の危機が迫っている可能性が高い。何より、もう一つの対象が…」
「雅、その『まどか☆マギカ』の世界が問題なの?」
「ああ。フェイトは仮面ライダーウィザードの世界へ!魔法少女 まどか☆マギカの世界には僕が行く!」
雅は雅はかつてチームディロードのリーダーであった時のような力強い号令をかける。
「待って雅。魔法少女なら、同じ魔導師の私が行く方がいいんじゃないの?」
「フェイト、この世界の魔法少女達は、互いにテリトリーを持っていて、他所から来た魔法少女を敵と認識して命を奪おうとする。フェイトを守るためにも、フェイトにはウィザードの世界を任せたい。」
「わかった。雅も気をつけて。」
雅とフェイトは次元転送ポートに乗る。
「これより、フェイト・テスタロッサ並びに…」
「次元保護国国家象徴、凪風雅、行きます!」
「安心してね、フェイトさん。了は私の方で預かっておくわ。」
リンディは二人の次元転送を行う。
「これが今の見滝原か。半月後に災厄が来ると思えない程には穏やかだな。もっとも、ファントムが現れている以上、呑気なことは言っていられないか。」
まどか☆マギカの世界の舞台となる見滝原に転送された雅は言う。すると、
「僕達ファントムのことを知っているとは、放置するわけにはいかないね。」
「そうだな。上手く絶望してくれれば新たなファントムを生み出してくれるかもしれない。」
2体のファントムが現れる。
「さっそく出て来たか。」
「如何にも。俺はファントムのオルフェウス。」
「僕はエノク。さ、早く絶望してファントムを生み出してくれないかな。」
2体のファントムは雅を攻撃しようとする。
「そういうわけにはいかない。僕にはやるべきことがある。」
【CHANGE RIDE-FAIZ DRIVER-】
雅はディロードライバーをファイズドライバーに変え、ファイズフォンに認証コードを入力する。
[stunning by?]
「変身!」
雅はファイズフォンをファイズドライバーに装填する。
[complete.]
雅は赤いフォトンブラッドに包まれ、仮面ライダーファイズに変身する。
「貴様、仮面ライダーだったのか!」
オルフェウスは右手に持つ書物から光弾を放つが、ファイズはそれを避ける。
「それがどうした!」
[ready?]
ファイズはファイズショットにミッションメモリーをセットし、右手に装着してオルフェウス目掛けて走りながらファイズフォンのエンターキーを押す。
[exceed charge!]
「これでもく
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