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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
計算高き堕天使
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それを叩き込む天海。そのあまりの威力に彼は地面を転がり、起き上がることができない。

「こいつは殺してよかったんだよな?ティオス」
「うん。いいよ」

レオンが実在している上で重要ではないナツさん。天海はそれを改めて確認すると、彼に向かって足を振り上げる。

「さてと、お前はどうしようかね」

一方、俺を見下ろしているレオンは顎に手を当て何かを考えている様子。その間に逃げようと思ったが、先ほどのダメージが残っており、とても彼の射程圏内から逃げられるような気がしない。

「ナツ!!」
「シリル!!」

ルーシィさんとウェンディの声。トドメの踵落としを放とうとする天海と目の前の存在の動きを封じるための方法を考えているティオス。だが、2人は誰よりも早く何かを感じ取ると、動きを止め上空を見上げた。

「え!?」
「なんだ!?」

彼らに釣られて数人が上を見上げる。もしこれが彼らの罠であったら、間違いなく全滅させられてもおかしくないくらい無防備になっている魔導士たち。そんな彼らの前に、空から落ちてきた1人の老人。

「あれ?なんで君がここにいるんだい?」
「ほう・・・あの状況でどうやって生き延びていたんだ?」

2人はいるわけのないその人物に驚き、彼の強さを知るものは恐れ戦き、仲間になっていることを知る俺たちは思わず笑みを浮かべた。

「私が相手をしよう」

魔導王オーガスト。自らの命を賭けることも厭わない最強の助っ人は、流れを失った魔導士たちを救うことができるのだろうか。















第三者side

ダンッ

オーガストが前衛に加勢に加わったと同じタイミングで、魔導士たちの後方に舞い降りた1人の少女。突然姿を現した彼女に、周囲にいたものたちは驚いていた。

「わっ!!ビックリした!?」
「あ!?オメェは・・・」

突然の来訪者に驚くイヴと、その少女に見覚えのあったオルガは敵意を露にしていた。

「待て、オルガ」

殺された怨みを晴らそうかと、いつ飛び掛かってもおかしくない雷神を止めるのは記憶の造形魔導士。彼は少女を見つめていると、気になったことを問いかける。

「君は私たちを生き返らせるために自らの命を犠牲にしたと記憶していたが・・・」

彼女はオルガやルーファスといった面々の命を確かに奪った。しかし、それ以上に彼らの仲間たちを・・・全ての人間を蘇らせたのだ。自らの命を捨ててまで。
なぜそんな彼女がこの場所にいるのかわからなかったルーファスが問いかけると、彼女はゆっくりと立ち上がり彼らの方を向く。

「ごめ〜ん!!そんなことに答えてる時間も勿体無いの」
「「「は!?」」」

突然両手を合わせたかと思えばいきなりの
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