暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga7特務六課〜The 6th Extra Force〜
[7/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
て引いた。たとえ運よくダメージを与えても瞬時に再生できる。ただでさえ魔力結合を分断されて魔法が通用せぇへんのに、あの再生能力もあって局は被害を被る一向や。

「ディバイダーの真の姿、リアクト状態か。通常でも面倒くせぇのにさらに強化されんのかよ」

「半裸の斧持ちはショートジャンプの使い手か。おそらく私かフェイト執務官でないと対処できないな」

「そうですね。トーレ一尉のライドインパルスや私の高速移動魔法で押し切った方が確実かもです」

半裸の斧持ちはリアクトするとゴツイ甲冑を身に纏って、片手斧も両手でやっとって大きさの戦斧に変わってる。それやのにあの鈍重そうな姿でも高速移動を行ってる。フェイトちゃんかトーレ一尉が相手するのが一番やろ。

「あの女剣士、結構な腕をしてるじゃない。魔力分断っていう能力を得たってだけで粋がってる連中って思ってたけど」

「ああ。だが、シャルの相手にはならなかったな。それも仕方がない気もするが」

「あたしの見たところアンタでも勝てるわよ、あの女剣士」

フッケバイン一家とルシル君たちの戦いは、ルシル君たちの一方的有利で進んでた。けど、ここで新手の登場や。ガトリングやロケットなどの重火器を使う女の子、双子っぽい兄弟、ドラゴン、腕をたくさん生やした男性、そして、銀十字の書物を持った女性。
これまであんまし名前も顔も武装も詳しくは判らへんかったけど、この映像でいろいろと判明したことは六課にとって最大の収穫や。

『待って、ルシル。じゃあ1つだけ。7年前、ヴァイゼンはユヴェーレン地区の遺跡鉱山で、あなた達フッケバイン一家の特徴である刺青を彫った男女2人組によって街の民間人が殺戮されるという事件があったの。それについて簡単に教えてもらえる?』

「「シャルさん・・・」」

「これ、トーマの故郷のことだよね」

「っス」

『・・・信じてもらえるか判らないけど、私たちの名前を騙ったり、刺青を真似たりして、半端な殺しをしてる偽者がいるのよ。私たちもそいつらを追ってるの』

リーダーと認めたカレンってゆう女性が口にした、フッケバイン一家の偽者がおるって話。カレンがルシル君に対して色目を使ってることに若干苛立ちながらも私は「とりあえず、偽者についても捜査が必要やな」って独り言つ。
そんで映像は、どこからともなく飛んできた砲撃が着弾した際に起きた爆発で、ルシル君たちとフッケバイン一家が吹き飛ばされたのを最後として終了した。オフィス内が一斉にざわつき始める中、アインスが「予め言っておきます」って言うてから、ルシル君たちが無事であることをみんなに伝えた。

「今朝、私はセインテスト一尉と通信で話してるので、無事なのは確かです」

私もそう伝えておく。みんながホッと安堵したのを見てから、「
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ