最終話 歴史の分岐
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た。』
「最低よ!」
ミハイルとの通信を切ると、アッシュはグレイと共にヘリオス達の相手をする。
「プレリー、聞こえるか!?プレリー!!」
『え、ええ…こっちは大丈夫…何とか不時着出来るわ…アッシュとマスター・ミハイルとの通信を聞いていたわ…お願い…シエルお姉ちゃんを…助けて…』
「分かってる…でもトーマスをどうにかしないと…エール、プレリーの姉さんを頼む!」
「ええ、任せて!」
ヴァンがトーマスを、エールがシエルの相手をする。
「紅…破壊…許さな…」
「…それでは始めようではないか。私の創る未来か、それとも君達の望む未来のための最後の戦争を!!」
ウロボロスを掲げながらトーマスは叫んだ。
「どいつもこいつも…どうして…大人しく平和に暮らせないのよーっ!!」
ヘリオス達と戦いながらアッシュは怒りを抑えきれずに叫び、その声が周囲に響き渡った。
この戦いの後には二つの未来がある。
一つは…。
「お姉ちゃん…」
「プレリー……大丈夫だ。必ずプレリーの姉さんは目を覚ます。」
「ええ、お姉ちゃん…今はゆっくり休んでね…お姉ちゃんが休んでいる間は…私が頑張るから…」
死闘の末にトーマス達を倒してモデルVを完全に消滅させ、ヘリオス達からモデルH達を取り戻して現在の世界が続く未来。
そして…もう一つの未来は…。
トーマスにヴァン達が敗北し、世界がリセットされてしまった遥か未来…とある遺跡の中で青いアーマーを纏った少年が佇んでいた。
『ロック……ロック…ロック?聞こえる?』
「聞こえるよ、ちょっと調子悪いけど」
『急に無線が途絶えたからびっくりしちゃった。』
「こっちは大丈夫。今、開けてるのが多分最後だと思う」
扉を抉じ開けて少年は奥へと向かう。
そこにあるお宝を目指して…。
これはトーマスによって世界がリセットされ、人々が新たな生命体へ取って変わられた未来であった。
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