最終話 歴史の分岐
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いで人間とレプリロイドの共存のために戦ったのか…その想いを知ろうとは思わないのか!?」
「私はこのような世界は認めない。この世界に至る個人の想いなど関係のないことだ。」
「貴様…!貴様がこの世界を認めようと認めまいと…貴様のやり方でたくさんの人が傷付く!そんなことを認めるわけにはいかない!貴様はここで倒す!」
話し合いで分かる相手ではないと断定、ヴァンはトーマスを倒さなければ大変なことになると、ウロボロスを受け止めていたセイバーを持つ腕の力をわざと弱めた。
「むっ?」
「ダブルチャージバスター!!」
バスターショットを構えて至近距離でのダブルチャージバスターがトーマスに直撃して吹き飛ばした直後、上空から光が溢れた。
誰もが上を見上げると、そこには純白の天使を彷彿とさせるアーマーを纏う一人の女性。
「見つけた…紅…破壊…」
「何だあいつは…?」
「なるほど、ミハイル。それが君の答えか」
ヴァンが突然現れた存在に困惑し、トーマスがミハイルの刺客であることを察した。
「え?誰?」
「女の人…?」
「あの顔…プレリーの部屋の写真にあったプレリーのお姉さんに…」
『お姉ちゃん!』
ガーディアンベースから聞こえてきたプレリーの声にヴァン達は驚愕した。
あれが、ガーディアンの初代司令官?
「本当なのかプレリー?」
『ええ、見間違えるわけない。シエルお姉ちゃ…』
シエルは腕をバスターに変形させてガーディアンベースにショットを直撃させた。
「「なっ!?」」
『お、お姉ちゃ…!?』
墜落していくガーディアンベースに追撃を加えようとするシエルにエールが阻止する。
「止めてっ!」
「っ…邪魔をするな…」
「あれはガーディアンの初代司令官じゃないのか!?」
「さっきトーマスがミハイルって言ってたわよね!?まさか…」
アッシュがミハイルに通信を繋ぐと、すぐに繋がった。
『儂じゃ…』
「ちょっと、あの白いのは何なの!?あんたの差し金なんでしょ!」
『そうか…Dr.シエルは無事に着いたか』
「何でガーディアンの初代司令官がロックマンみたいになってんのよ!?」
『みたいではない、儂が作ったライブメタルで変身したロックマンじゃよ。かつて、偽りの理想郷の主であった偽りの英雄。Dr.シエルが作ったレプリロイドを基にしたロックマンじゃよ』
ミハイルの言葉を聞いたアッシュが歯軋りする。
「ガーディアンの初代司令官とは繋がりがあるって聞いたことがあるんだけど…まさかあんた…」
『トーマスがこのようなことをするのを見越してじゃ…保護していたDr.シエルにアルバートのDNAを刻んでロックマンにし
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