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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
フロスト・キバトドス
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「私・・・・・・・貴方やドラえもんさんたちと一緒に過ごして人間とレプリロイドがお互い手を取り合って生きていけたらいいなって思っていたの。でも、戦いが始まるたびに一番傷つくのはレプリロイド。だから、ジェネラル将軍はレプリロイドだけの世界を築こうと・・・・・・・」
「・・・・・・・それは違うと思うぞ。」
「えっ?」
ゼロの返事にアイリスはキョトンとする。
「・・・・・フウ、以前エックスが自分の世界の未来・・・・・ドラえもんが住んでいた世界のことについて話してくれたことがある。ドラえもんの世界は、ロボット・・・・つまり、俺たちレプリロイドと人間がお互い共存し合って生きている素晴らしい世界だったそうだ。だが、そこにたどり着くまでに多くの苦労があったそうだ。その世界のロボットは、電子頭脳が単純で最初の頃、俺たちとは違って只の機械と見なされ続けていた。世間では冷たく扱われ、壊れれば捨てられる、そんな世界だったそうだ。・・・・・・だが、その世界の一部の研究者たちが全く異なることを考え始めた。これからの世界、人間と機械が共存し合っていくことが大事なんじゃないのか?では一体どうするべきか?ロボットにどう心を持たせればいいのか?そう悩み続け彼らは新しいロボットの研究を始めた。そして、いくつもの失敗を繰り返してやっと心を持ったロボットを作り上げ、研究を続けた。そして、ついに人間とロボットが共存し合っていく世界を築くことに成功した。俺たちレプリロイドのように自分で考え、行動する者たちと人間との絆を深めて。」
「・・・・・・人間と機械の共存し合っていく世界・・・・・・」
「確かに今の俺たちは争いをやめることができない。だが、諦めずに努力をし続ければいつかはアイツの言っていた世界になるかもしれない。俺はそう信じている。」
「ゼロ・・・・・・・」
「そのことはお前も一番よく知っているだろ?」
ゼロは、アイリスに笑いながら言う。確かに彼らを見ればそれは不可能ではない。そう思えてくるのだ。
「・・・・・・・そうよね。レプリロイドも人間も完璧な存在じゃないもの、お互い手を取り合って行かなくちゃいけないわよね。」
「あぁ。」
「・・・・・私、そろそろ仕事に戻るわ。ドラえもんさんたち、ゼロやエックスのために動いてくれているし、私も頑張らなくちゃ!」
アイリスはそう言うとゼロに笑い返して部屋から去って行った。
「・・・・・・共存し合っていく世界か・・・・・」
ゼロは彼女が去ったのを確認すると夢のことを思い出す。
「・・・・・その世界に俺の居場所はないのかもしれないな。」
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