第七十六話 偽りの蒼
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分とは真逆な赤いレプリロイド。
“ふふっ…。”
赤いレプリロイドの言葉に笑みを浮かべて自分は腕をバスターに変形させてショットを肩に掠らせた。
“うっ…!”
ダメージを受け、肩を押さえる赤いレプリロイドに自分は笑みを深めた。
“君は僕の想像通り愉快な人だね。君のような人と楽しい時間を過ごせて、本当に良かったよ。”
“…弱いな”
しかし、赤いレプリロイドの言葉に自分の余裕は崩れた。
“な…何だと…!?”
自分はその言葉に怒りを感じて赤いレプリロイドを見つめる。
“オリジナルの…………も、そんなに弱かったのか?”
自分のオリジナルと比べるような発言に自分は怒りを覚えた。
“旧型レプリロイドめ…!僕を侮辱したことを後悔させてやる…!僕の真の力を…お前に見せてやろう…!”
真の力を解放する自分に対しても動じずに赤いレプリロイドはこう言い放った。
“記憶は無くしたが、体はかつての友を覚えているようだ…。…………はもっと強かった”
そして真の力を解放した自分と赤いレプリロイドはそれぞれの持てる力を持って激突した。
結果は…。
“な…何故だ…。僕は…英雄じゃ…なかったのか…?”
全ての力を出し切ったにも関わらずに自分は赤いレプリロイドに敗北した。
あまりのダメージに膝を着く自分に、赤いレプリロイドも自身との戦いで受けたダメージによってアーマーから多少の火花を出しつつも自分に言い放つ。
“今、少しだけ思い出した。あいつはお前みたいに単純な奴じゃない。いつも悩んでばかりの意気地なしだったさ。だからこそ奴は、英雄になれたんだ。”
遠くで爆発する音が聞こえるが、プライドをズタズタにされた自分にとってはどうでもよかった。
“お前だけは…許さん…道連れに……して……や……る………”
“チッ…間に合うか…!?”
完全に意識を失う直前に、青い光が赤いレプリロイドを包んだのを見て、何となくだが、逃げられたことを察した。
今でも自身に残る憎しみであった。
そしてミハイルは調整を終えたライブメタルを取り出し、アルバートのDNAを刻み込んだこれから適合者となる彼女の元へと向かうのであった。
そして一方ガーディアンベースでは、ヴァンとプレリーはガーディアンベースに怒りながら戻ってきたエールの愚痴を聞いていた。
「聞いてよプレリー!ジルウェったら貧乏性で最新型のバイクを用意するのを渋るのよ!別に全員分ってわけじゃないのに!!」
「うーん、でもジルウェさんの気持ちも分かるわ。新型が出る度に用意するのもね」
「うーっ!でも遠出する時には性能の良いバイクの方が良いじゃない!!」
プレリーがヴァンのために焼いたのであろうクッキ
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