第二百五十八話
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第二百五十八話 普通の眉毛
亜美はあらためて眉毛について考えてみた、そうしてそのうえで自分の使い魔達にあらためて言った。
「うちの眉毛の形はこのままでな」
「別に悪くないですが」
「私達が見る限り」
使い魔達は主に再び答えた。
「手入れされずとも」
「ただ、色はです」
「眉位ならです」
「構わないと思いますが」
「色な、実際うち髪の毛染めるとかな」
そちらはというのだ。
「別にな」
「思われないですか」
「そちらは」
「けど眉はな」
これ位はというのだ。
「ええな、金の眉とかどないやろ」
「はい、いいのでは」
「そちらの眉は」
「そやったらね、何ていうか」
眉を触りつつさらに言った。
「どんな色がええかって色々考えるわ」
「金もいいですし」
「逆に銀もですね」
「赤や青もありますし」
「色は色々ですね」
「そやね、ほんまにどの色がええか」
眉をさらに触りつつ言う。
「ちょっと考えてくか」
「はい、それでは」
「どうされていきますか」
「ちょっと試しに脱色しよか」
最初はそれだというのだ。
「黒からな」
「そうされますか」
「最初は」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「それからやな」
「色々な色の眉毛にしてみる」
「挑戦ですね」
「そうしてみよか」
こう使い魔達に話した。
「これから、ほな脱色しよか」
「オキシドール等を塗って」
「そうしてですね」
「やってみよか」
やはり眉を触りながら話す、そうしてだった。
亜美は実際に眉の脱色をしようと決意した、だがここで彼女の前に思わぬ障壁が出て来るのだった。
第二百五十八話 完
2020・4・26
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