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ヘタリア大帝国
TURN45 サフラン=ヴェーダその十
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「お酒も大分残ってますし」
「そういえば凄く酒臭えぞ」
 クリオネの全身からワインの匂いがぷんぷんしている。本来はかぐわしい香りだが今はやさぐれた匂いになっている。
 イギリスはその匂いに辟易しながらクリオネに言った。
「風呂に入ってそれでな」
「お酒を抜いてですね」
「身だしなみも整えてくれ」 
 ただの気分転換ではなかった。
「それからな。じっくりと話そうな」
「わかりました。それじゃあ」
「何度も言うが生きてこそなんだよ」
 イギリスの言葉は率直なものだった。

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