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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第90話
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が可能なのがかつては”大陸最強”の異名で恐れられていたエレボニアを赤子の手をひねるかのように圧倒したメンフィルの圧倒的な”力”、遥か昔小国だったメンフィルが帝国に成り上がったように自治州から帝国へと成り上がる力強さがあるクロスベル、”国家総動員法”の前提を覆す事でエレボニアの人達に”迷い”を生じさせるヴァイスラント新生軍、そして遥か昔からエレボニアに巣食っていた”呪い”すらも容易に抹殺する力を持つ魔神や神々と言ったディル=リフィーナの”超越者”達だ。」
「リィン君………」
リウイに訊ねたガイウスの疑問に答えたクロウとアッシュの推測に対してミュゼは静かな笑みを浮かべて答え、ミュゼに続くように答えたリィンの答えを聞いたトワは複雑そうな表情でリィンを見つめた。

「それらによって、数え切れない莫大な犠牲者が出るとわかっていながらも、あんたはなお、連合側に着いたの――――――リィン!?」
「はい。――――――仲間や守りたい人達の為ならば、”敵には一切の容赦をしない”――――――それが”今の俺の剣”です………”人を生かす為の剣”――――――”活人剣”ではなく、ただ人を殺す為だけの剣――――――”殺人剣”を振るっている事は俺に”八葉一刀流”を教えてくれた老師には顔向けできない事と理解していますが………」
「シュバルツァー…………」
厳しい表情をしたサラの問いかけに対してリィンは決意の表情で答えた後複雑そうな表情を浮かべ、”師”を失望させる可能性があると理解していてもなお剣を振るうリィンの意志を知ったデュバリィは複雑そうな表情で見つめ
「えっと……それについては心配無用だと思うよ?むしろお祖父(じい)ちゃんはクロスベルでの迎撃戦を始めとしたリィン君の活躍を”八葉一刀流”の剣士として高評価しているし、そもそも”剣”はどんな理由があろうとも、相手に振るえば結局は相手を傷つける”力”であることに変わりはないもの。肝心なのは”剣を振るう目的”だと思うよ。」
「アネラス………」
「そうですか……」
リィンの話を聞いたアネラスはリィンにフォローと意味深な言葉をかけ、それを見ていたシェラザードは驚きの表情でアネラスを見つめ、アネラスの話を聞いたリィンは静かな表情を浮かべた。

「リウイ陛下……その………先程”順序を間違っている。”と仰いましたが、具体的にはわたし達が何をすれば、この戦争を止める為の会談のテーブルについて頂けるのでしょうか?」
「――――――”鉄血宰相”と”黒のアルベリヒ”の”首”を俺達の前に持ってこい。そうすれば、連合によるエレボニア征伐の中止についても”本気”で考えてやる。」
「!!」
「オ、”オズボーン宰相と黒のアルベリヒの首を持ってこい”って……!僕達が二人を殺せって事じゃないですか……!」
「まあ、当然と言えば当然の条件だろ
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