狩人ギルドで大騒ぎしてしまいました。
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「あら。それはごめんなさいね。……貴女、その名前嫌いみたいね。
私だったら言いまわしてるわよ。」
「それはそれで怖いな、ロチア。」
「…………」
女同士で睨み合っているから男である俺は口出し出来ない。
ただ……
「……………………」
「………………♪」
確実にキリナは怒りを抑えるのに必死で、マリーロチアさんは楽しんでいる。
「んで、なぜわらわのその名前をこんな公衆の場で言った。」
「ん〜気まぐれかな♪」
「っ!…………貴様はいつもそうやって?」
「お、怒った、怒った♪」
あ、これはヤバイ。
キリナは今にでもトモットの店で修復してもらった『LK24(アサルトライフル)』を振り回そうとしていた。
ギリギリ理性が働いて、振り回そうとするのをすっげー必死に止めていた。
だから俺は急いで(喧嘩が過激にならない内に)仲介に入った。
「なぁ。マリーロチアさん。俺、まだ狩人登録終わってないんだけど」
「あぁ。君。えぇっと……」
「ミコトです」
「そうそうミコト君!私がどんな人なのかわかっているのかい?」
その目はもう逃がさないぞと言う目をしていた。
「ええ。大体は。あなた、ここのギルドマスターかなんかでしょ?」
俺は受けて立つかのように目を鋭く光らせた。
「ふぅ〜ん。まあいいや。あとは…ここのギルドの紹介みたいだね。
……さすがに暴れちゃったや。ティナ、後ろにいるラミアとリリアンちゃん呼んできて」
「……………………………………………分かった」
間が、間が長い?
怖い、怖いですよキリナさん!
あと、そんなキリナに物怖じしないマリーロチアさんも只者じゃない!
んまぁそれはギルド長って見当がついていた時点でわかっていたけれども…………
キリナが遠くの方でオロオロしている莉理亜とニヤァと笑っていたミアを呼びに行った。
「えぇっと、ミコト君。ここのギルドについて説明するわね。
ここのギルドにはきまりがあるんだけどそれさえ守ってもらえたらいいから。
?ミクノブギルド協会。きまり。?
一,狩人同士の対決は両者の合意を用いて行われる。
二,ミクノブに滞在する期間は当ギルドの命令には逆らえない。
三,国同士の戦争はミクノブにいる限り逃れられないので人を殺す覚悟を持て。
四,害虫の強さに伴ってレベル制限を行う。
五,レベル上げをするには試練をしてもらう。
以上?」
あ、結構きまりは大したことなかったです。
そんなきつくなかったです。
「んじゃあ俺達、この害虫駆除しに行きますわ。」
「あ、あと、君のレベル今一番下のNだから。それにNとMの依頼しか受けれないから。」
「あ、はい。わかり……ほへ!?エ、N!?」
「ん?どうしたんだ?」
「い、いえ。何も……」
は?N?いくら何でも
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