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ヘタリア大帝国
TURN45 サフラン=ヴェーダその四
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 それでだ。ハンナは言うのだった。
「日本を倒して返す刀でね」
「あそこを一気に何とかするんだね」
「怪しい連中で何を考えているかわからないけれど」
 だがそれでもだというのだ。
「太平洋経済圏に組み入れておきたいわね」
「中南米にも豊かな資源があるわ」 
 ドロシーはこのことも既に調べていた。
「人口も多く独特の文化が発展しているわ」
「だから是非なんだね」
「そう。あの辺りも経済圏に組み入れる」
 ドロシーは淡々とアメリカ妹に述べていく。
「そうしていく」
「わかったよ。それじゃあね」
「日本を倒してから」
 何につけてもそれからだった。
「中南米も手に入れて経済圏を確立する」
「じゃあ今はハワイの軍備をもっと充実させていくわね」
 国防長官のキャロルが言う。
「絶対に勝っちゃうからね」
「ではまずはインドの独立を祝福して」
 ハンナが場をまとめて言う。
「ハワイでの勝利を祈ってね」
「今日はこれで終わりだな」
「そうさせてもらうわ」
 ハンナは最後はアメリカに応えた。こうしホワイトハウスでの会議は終わった。アメリカは話が終わるとすぐにハワイに戻った。そこイザベラやフィリピン達と会った。ハワイの素晴らしい海を見ながらそのうえで言うのだった。
「そうか。日本軍の艦隊を一個撃破したんだな」
「はい、またあの提督の艦隊をです」
「深追いしてきたところを反撃を加えてね」
 そうしてだとだ。朽木とフィリピンがアメリカに話す。イザベラは丁寧に敬礼をしてからきびきびとした口調でアメリカに話す。
「倒しました」
「前回は突出したところを倒したけれどね」
「あの田中って提督は随分短気なんだな」
 アメリカは二人の話を聞いてからこう言った。
「何かあるとすぐに前に出るな」
「そうですね。かなり無鉄砲な人物です」
 イザベラもそれを言う。
「駆逐艦を使うにしてもです」
「それでもなんだな」
「かなり無鉄砲に前に出て来ます」
「日本軍の提督は慎重派が多いんじゃなかったのか?」
「多いとはいいますが」
 それでもだとだ。ここでこう言うイザベラだった。
「あらゆることに例外がありますから」
「あの提督は例外なんだな」
「はい、そうなります」
 だからだというのだ。
「我々はいつもそこを衝いています」
「そうか。そうして敵にダメージを与えているか」
「ただ。侵攻はしていないから」
 フィリピンが話す。惑星への侵攻はしていないというのだ。
「それはまだだよね」
「ああ、向こうがここに来てからだ」
 アメリカもこのことを話す。
「反撃はな」
「うん、じゃあそれまではね」
「散発的な攻撃を続けていきます」
「そうしよう・。ところで王様は何処かな」
 ここでアメリカはこんなこと
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