第七十三話 ロックマン・ウロボロス
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ことで膝を着いた。
「大いなる屈辱…この私があのような愚者共に情けをかけられるとは…!」
「何故だ…!何故勝てない…!何故アタシは奴らに勝てないんだ…!」
「理解不能…理解…不能…」
「でも…諦めないよ…僕達は…僕達は…!」
何故勝てないのか理解出来ないまま、四人は傷付いた体を引き摺りながらこの場を去ろうとするのであった。
そして場所は決戦の場所に戻り、アッシュとグレイはボロボロになりながらも必死にアルバートに攻撃を当てていた。
しかし、アルバートの身を守るバリアによってアッシュ達の攻撃は尽く無力化されており、とうとう追い詰められてしまう。
「そろそろ、苦しいのではないかな?楽にしてやろう」
「ふざけないでよね…!まだアタシ達は負けてない!」
「簡単に諦めるなら、ここまで辿り着けてない!」
「やれやれ、どこまでも哀れだ。勝てないと分かっている相手に挑もうとする愚かな心!それが君達が失敗と言われる理由だと言うのに!!救世の刃を受けろ!!」
ビットがモデルOと同じ紅いエネルギーを纏うと合体し、巨大なセイバーとなって振り下ろされた。
「させるか!」
飛び出したヴァンが横からチャージセイバーを叩き込んで僅かにずらし、更にエールがチャージバスターを撃ってセイバーを大きくずらした。
「間に合ったようね!」
「ヴァン!エール!」
「ヘリオス達はどうしたのよ!?」
「あいつらは後でゆっくり探す。さて、今はこの鬱陶しい自称、究極のロックマンを片付けるぞ」
「っ…ええ!ありがと…」
頼りになる先輩ロックマンの登場にアッシュとグレイは再びレーザーとバスターを構えた。
「例えモデルOとモデルZXが加わろうと、究極の力の前では勝てん!」
「来るぞ!」
ビットを使って二発のレーザーを発射するアルバート。
恐らくこれはモデルXの能力だろう。
「高貴なる嵐だ!」
ビットを操作して竜巻を発生させる。
これは間違いなくモデルHの力だ。
「こいつ、モデルX達の能力を使えるの!?」
「プロメテ達から様々なロックマンのデータを取り込んだからかもしれない!」
エールの疑問にグレイが答えると、次はモデルPの能力を使ってきた。
「暗黒の刃だ!」
十字手裏剣が迫るが、四人は何とかかわしていく。
「なるほど、モデルOを含めた全てのロックマンの力を使えるのか」
「その通りだ。君達に勝ち目などない。大人しく滅びを受け入れることだ」
「誰が受け入れるもんですか!」
「その通りだな、いくら強力でも弱点が存在しないはずがない。まずは俺達の所に降りてきてもらおうか!裂光覇!!」
地面を殴り付けると光の柱
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