第七十三話 ロックマン・ウロボロス
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込むと、曼荼羅手裏剣を展開しながら闇に紛れていたシャルナクの手裏剣を破壊し、エールがZXバスターのチャージバスターを当てた。
「当たれっ!」
「ダメージ…危険域…!」
チャージバスターの直撃を受け、膝を着いたシャルナク。
最も厄介なヘリオスとシャルナクを無力化し、次はアトラスとテティスに向かう。
「くっ!出てこい!」
「燃え尽きろ!」
テティスが氷龍を召喚し、アトラスがメガトンクラッシュの火炎弾を発射するがかわされてしまい、エールはZXセイバーを構えてヴァンと共に高速で移動する。
「は、速…」
あまりの速さにテティスとアトラスは反応出来ずに高速で動き回るヴァンとエールによってすれ違い様の滅多斬りを受けて戦闘不能となる。
「馬鹿な…!破壊神だけでなく、こんな奴にまで…!」
ヴァン、アッシュ、グレイに続いてエールにまで敗北したことで強者としてのプライドが完全にへし折れたアトラスが崩れ落ちる。
しかもヴァンとエールにはまだまだ余力があるように見えるのが、アトラスやヘリオス達のプライドを傷付ける。
「エール、昔と比べて速くなったな」
「そういうヴァンこそパワーが上がってるんじゃない?さて、モデルH達を返してもらうわよ。」
二人が前に出るとアトラス達は少しずつ後退する。
返す気がないと見たエールはヴァンと目を合わせると同時に頷いた。
「大人しく返さないなら力ずくで…」
次の瞬間、ウロボロス全体を凄まじい衝撃が襲う。
「これは…アルバートか…?ウロボロスの力を使ってるのか…」
モデルVと同質の力を感じるが、そのプレッシャーはモデルVの比ではない。
どうやらアッシュとグレイがアルバートを追い詰めたようだ。
このままではアッシュとグレイが危ない。
「エール、アッシュとグレイを助けに行こう」
「ええ、アタシもそう思っていたところよ。」
「待て!」
アトラス達に背を向けて奥に向かおうとする二人に、アトラスが呼び止める。
「何?」
呼び止められたエールは鬱陶しそうに四人のロックマンを見つめる。
それはアトラス達のプライドをより傷付けるのだが、エールもヴァンも急いでいるので、気にしている暇はない。
「何故アタシ達にとどめを刺さない!お前達も奴らも!アタシ達など倒す価値もないと言いたいのか!?」
「…俺達はお前達のように無駄な犠牲なんか出したくないだけだ。」
「アタシ達はあなた達と違って守りたいものがあるから戦ってるの、次会ったらモデルH達は絶対に返してもらうからね!!」
話している時間も惜しいと感じたのか、ヴァンとエールはこの場を後にした。
そして残されたアトラス達は緊張が解けた
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