第七十三話 ロックマン・ウロボロス
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
のだ。モデルVは破滅を望んでいる……世界は自らの物語の終わりを望んでいる…ならば…終わらせよう!モデルVの…究極のロックマンとして!進化の果てが滅びだと言うのなら、それが定められた運命なのだよ!」
「そんなのあんたの思い込みだわ!あんたはモデルVの力に振り回されているだけなのよ!」
アルバートの言葉にアッシュが言い返すが、それをアルバートは鼻で笑う。
「フッ…平和に溺れ、変わる事を拒み、世界に滅びを選ばせたのはお前達だろう。私はね…新たな世界を作ろうと思うんだ。天と地を定め、新たな命を生み出し、行く末を見守ろうと思っている」
「馬鹿にすんのも大概にして!神様にでもなったつもり!?」
アッシュの言葉にアルバートはアッシュを見つめると、ゆっくりと口を開いた。
「神になったつもりではない。私は…神だ!」
エネルギーを纏った腕を出すと、布を脱ぎ捨てて浮上する。
硝子が割れるような音がしたかと思えば、外の景色が視界に入り、九つのビットが出現してアルバートの周囲に展開されてアルバートの姿が変わっていく。
どうやらロックオンしたようだ。
見た目は良く見るメカニロイドのガレオンに似ているが、放たれるプレッシャーが別物だと思わせる。
いや、良く考えればガレオンはアルバートが設計したメカニロイドであるために、似ているのは当然かもしれない。
「…君達が住む、この世界その物が失敗作だ。新たな世界を創る前に、この世界をリセットしなければならない。モデルVがもたらした、この究極の力を使ってだ。これは神である私が決めた事だ。滅びの運命は変えられない!」
「…いいえ…運命は…変えられる!アタシ達の運命はアタシ達が決める!」
「例え、この世界を創ったのがお前だとしても…僕達の運命は僕達が創る!お前を倒して…僕は自分の運命を取り戻すんだ!」
アッシュとグレイはロックマン・モデルAの姿に戻り、レーザーショットとバスターショットを構えた。
「それだ…その姿だ!虚しく、哀れで…虫酸が走る…!だから私はロックマンを生み出した!進化するために!神になりそこねた者達よ。お前達はロックマンですらない…最早、ただの人だ!」
「いいわよ、アタシはあんたみたいに神様になりたいとは思わない!ただ、今までのように凄いお宝を求めて冒険する!それがアタシの求める未来なんだから!」
アッシュとグレイがアルバートに向かっていく。
そして場所はヴァンとエールの場所に戻り、ヘリオス達はヴァンとエールの連携によって追い詰められていた。
「砕けろ!」
「ぐあっ!」
アルティメットセイバーを構え、ダブルジャンプからのチャージセイバーで空中のヘリオスを叩き落とし、拳にエネルギーを極限まで収束させ、地面に叩き
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ