第七十二話 アルバートへ
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となるまで。最後の勝者が王となる…アルバート自身が決めたルールだ」
「あ〜…もうっ!どうしようもない連中ね!」
アッシュの叫び声が響いた瞬間、フォルスロイド達を倒して駆け付けてきたヴァンとエールがヘリオス達に攻撃を仕掛ける。
「アッシュ、グレイ!ここは俺達に任せて先を急ぐんだ!」
「ここはアタシが引き受けるわ!グレイとアッシュは先へ行って!」
ヴァンのチャージセイバーとエールのチャージバスターによってヘリオス達は回避を余儀なくされ、アッシュとグレイを進ませてしまう。
「貴様ら…!」
「アタシはあなた達の方に用があるのよ。あなた達が使っているライブメタル達を返してもらうわ!」
「この戦いで運命のゲームは終わる。お前達がライブメタルを持っていても仕方ないだろう。それは俺達の仲間だ、返してもらうぞ」
ヴァンとエールはそれぞれの武器を構えながらヴァンはヘリオスとシャルナクを、エールはテティスとアトラスへと向かっていくのであった。
そしてアッシュとグレイはアルバートのいる玉座へと辿り着き、そこにいるアルバートを睨む。
「…そろそろ来ると思っていたよ、グレイ君。いや…寧ろ、来てもらわねば困る。これでようやく、私の計画は完璧だったという事が証明されたわけだ。アッシュ君も来てくれて嬉しい、とても嬉しい。そして…とても可哀想だ。モデルAと出会わなければ、何も知らずに死ねたものを…」
「…どういう意味?」
「…何が言いたいんだ?」
二人の言葉にアルバートは意外そうにしながらも、口を開いた。
「…何だ、モデルA。彼女達には話していないのか?君は全てを思い出したはずだ」
「…う、うるさい!アッシュ!グレイ!相手にすんな!さっさとやっつけちまえ!」
「ハハッ、残酷だな、君は…グレイ君、教えてあげよう!君は私の影だ!もしも…私が何者かに敗れた時、この玉座に座るのは君だったのさ!私が作った究極のロックマン、そのスペアボディ…それがグレイ君…君の正体だ。」
「僕が…究極のロックマンの…スペア…!?」
自分の正体に愕然となるグレイを放置して、次はアッシュに向き直る。
「そして、アッシュ…君は私の遠い子孫だったのだよ。まだ私が三賢人となる前に残した血族…その末裔なのだ。私の血を最も濃く受け継いだ人間だからこそ、君はモデルAで変身が出来た」
「でも…それはアタシの体にお前がデータを組みこんだから…!」
「違うよ、私は君に触れてもいない。君の出現は予定外だったのさ、そして君達の持つモデルAも私が作った物さ。適合者…つまりグレイ君にこの計画を伝えるための…ね。私の計画と知識の全てを納めた、バックアップシステム。故にモデル・アルバート…モデルAと名づけた」
アッシュ
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