TURN44 インド独立その十一
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べきことがなければ」
騎士を率いる女王、その立場からの言葉だった。
「責を問うことはありません」
「そう仰るのですね」
「そうします。では」
セーラはすぐにこの命令も出した。
「スエズのモントゴメリー提督にお伝え下さい」
「何とでしょうか」
「スエズを死守して欲しいと」
こう伝えて欲しいとだ。セーラはイギリス妹に話す。
「そうして下さい」
「わかりました」
「そしてです」
セーラはさらに言う。
「エイリスを守って欲しいと」
「インドに続いてスエズまで失えば」
「エイリスはアフリカも守れなくなります」
アフリカもまたエイリスにとって重要な植民地だ。そこを失えばエイリスはさらに苦境に陥ることは間違いなかった。だからこその言葉だった。
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