暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
ダーリンの名前はR/二天一流剣豪参上
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
かねーな…!」

俺も戦うしか他ない。

「立てるか?おっきー。」
「…ちょっと無理。」
「頑張れ。この仕事が終わったら二ヶ月だろうが半年だろうがいくらでも休ませてやる。」

そういい、おぶっていたおっきーを一旦下ろす。

「ホントに?」
「ああ。ただしここを生き残れたらな。」
「不可能ってことに目を瞑れば破格の待遇だね!」

キャットや院長先生を皮切りに全員が次々と立ち上がる。
そう、誰一人として諦めたものはいない。
葛城財団の手に堕ちるくらいなら、せめて足掻きに足掻きまくってやる。
そういった意地汚さがあった。
その時である。

「!!」

財団達の前に、誰かが降り立った。

「お、お前は…!?」

その降り立ったサーヴァントを見て、隊員達は驚いたような反応をした。

「劣勢であろうと輝こうとするその心意気…実に気に入りました!」
「え?」

降り立ったサーヴァントがなんか難しいそれっぽいことを言う。
いきなりやってきたこの謎のサーヴァントに混乱する院長先生。
今やってきたのは三笠のサーヴァントではないのか?と思うかもしれないがそれは違う。
奥の手でもないし切り札でもない。
そもそも

「よってこの武蔵、助太刀いたしましょう!」

三笠に、宮本武蔵はいないからだ。

「武蔵だと!?」
「あの宮本武蔵だ!!捕らえろ!! 」

宮本武蔵が現れた瞬間、彼らは目の色を変えて襲い掛かる。
各方向からやってくる三名の隊員。
洗脳弾が装填されたマシンガン。
サーヴァントにとって脅威なのは確かだが彼女の表情は余裕そうで、笑みさえ浮かべている。

「遅い。」

腰に携えた二本の刀を抜き、目でとらえきれないスピードで隊員達の間を駆け抜ける。
気付けば後ろにいた武蔵。
刀をヒュンと振り払い鞘に納めると、それと同時に隊員達から血が吹き出し、おまけに英霊兵の一騎が真っ二つに両断された。

「お前…ダーリンの言ってた…!」

タマモキャットと鍔迫り合いをする鈴鹿御前が武蔵を見て気付く。

「いかにも。私こそが宮本武蔵。葛城財団あるところに私アリ。アンタ達の邪魔なら全力でしますってね!」

そうして俺達の方に振り返り、彼女は意気揚々と言い放つ。

「というわけで皆さん。あなた達の敵は私の敵。まぁ他に色々な理由もあるけどさっきも言ったように助太刀いたしましょう!」

「だってよ…院長先生。」
「助太刀…だって?」

いきなりやってきたこの武蔵ちゃんはなんと協力してくれるのだという。
怪しさ満点だがこんな強力なサーヴァントが味方ならとてもありがたい。
なので、

「じゃあ分かった。是非とも協力してほしい。」

院長先生もこれにはOKを出した。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ