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遊戯王BV〜摩天楼の四方山話〜
ターン28 翠緑の谷の逆鱗
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キンキャットを、そしてドーハスーラを殲滅するんだ。重装解体!」

 シャベル、槍、矛。3つの武器を両腕に装着したパワー・ツールが山肌を蹴ってこっちに飛んできて、鋼鉄の弾丸になって全武装をでたらめに振り回しやがった。一撃一撃が重機の暴走みたいなもんだ、馬鹿みたいにアスファルトの残骸やらちぎれた鉄筋やら飛び散らせやがってよ……よく火花とかが飛んでガスに引火、両者爆発によるノックアウトではい終了、なんてことにならなかったもんだぜ。

 機械龍 パワー・ツール 攻2800→No.29 マネキンキャット 攻2000(破壊)
 糸巻 LP900→100
 機械龍 パワー・ツール 攻2800→死霊王 ドーハスーラ 守2000(破壊)

「これで壁モンスターは全滅、そしてコルセスカの効果発動。装備モンスターがバトルで相手モンスターを破壊した時、デッキから装備モンスターと同じ種族かつ属性を持つレベル4以下のモンスターを手札に加えることができる。パワー・ツールは機械族の闇属性、よって2枚目のブラック・ボンバーをサーチ!メカ・ハンターでダイレクトアタックだ!」
「舐めんなっつってんだろクソガキ、手札からヴァンパイア・フロイラインの効果を発動!モンスターの攻撃宣言時、このカードは手札から守備表示で特殊召喚できる!」

 ヴァンパイア・フロイライン 守2000

 いくつもの腕とその先の武器を揺らしながら、アタシの方に突っ込んできたメカ・ハンター。だけどその道中で急に霧が濃くなったかと思うと、無数の蝙蝠の羽音がその中から聞こえてくる。そんでぱっと漆黒の傘が開き、どこからともなく霧に包まれた渓谷の影に真っ白い肌のヴァンパイアが立ち塞がったのさ。

「ヴァンパイア・フロイライン……そういやあ、そんな奴もお前は使ってるんだっけな。だが、そいつの効果も俺は知ってるぜ?アンデットの戦闘時、ライフを100単位で払うことできっかりその数値分だけ強化を行う。確かに強力だな、『赤髪の夜叉』。だが、今のお前のライフは100、もうその効果のコストは払えない。つまりそのモンスターも、守備力2000程度のただの壁だ!」

 いちいち癇に障る言い方ではあったが、実際その通りっちゃあその通りだったな。かなり追い込まれてたアタシに、フロイラインの力を解放するだけの余力は残ってなかった。
 ……だが、だがな?あいつは全く気付いてなかったようだが、アタシもただ追い詰められてたわけじゃあない。この時点で、こっちの仕込みは順調に進んでたんだよ。だが今は、奴のメイン2からだな。

「まあいいさ、ただの壁とはいえ今のターンを凌いだのは腐ってもプロ、大したもんだ。だがそれも終わる、次のターンに使うのが、これだ」

 そう言って表に向けたカードは、ついさっきサーチしてたブラック・ボンバー
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